神田雑学大学 2002年10月25日 講義録

講師 潟Gコ開発社長 日置 光夫




目 次

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はじめに・講師紹介

1.水についてのあれこれ

2.飲料水を浄化する遠赤外線の原理

3.育成光線を発生する物質

4.冷え性は日本民族の特性

5.厚労省が手をつかねるトルマリン

6.かぶれないテーピングテープ




はじめに・講師紹介

日置光夫さん

いま話題のトルマリンと健康」の日置光夫さんは、健康産業の潟Gコテック開発の社長さんですが、トルマリンにセラミックスを配合させたマッサージクリーム「爽気快生」を平成12年8月に開発しました。

ついで湿布タイプのフィルム化に成功、市販の準備にかかっています。
遠赤外線とは何か?マイナスイオンとは何か?
長寿社会を元気に送るための知恵と健康法を、長年の研究成果を示す実物によって解説をして戴きます。

トルマリンは、昔から日本でも中国でも電気石として知られている岩石である。なぜ電気石かというと、トルマリンは地上の鉱物で唯一自分の粒子の中に陰極・陽極の電極を持っているからである。これが自然の永久電極であって、絶え間なく静電気を発生するという変った石なのである。
この石がなぜ健康によいかという話の前に、「環境汚染がどうしてトルマリンに繋がるのか」から入っていきたいと思う。

1.水についてのあれこれ


  ☆ 水道の水はなぜまずいか
     ガンとアトピーとの関係 
     奇形児の誕生は世界トップクラスの日本
  ☆ おいしい水の原理
  ☆ 近ごろ流行のコマーシャルについて
    「人間の身体はほとんどアミノ酸と水でできている」
  ☆「水のしたたるいい女(男)」の細胞学的意味
  ☆ 比重のおおきい水は薬
飲料水の滅菌には現在カルキ(CLO)が広く使われている。カルキは加水分解すると酸素と塩酸(HCL)に分かれる。つまり水道水には塩酸が入っているわけで、これでは美味しいはずがないし、発ガン性物質の一部であるとさえ言えるのである。
しかし環境汚染で水道の原水が悪化しているため、カルキを使わないと滅菌ができない。水道条例によれば、蛇口のところでカルキの濃度が1ppmなければ、飲料水として認められないのである。

それで近年、スーパーなどの店頭でショウケース中のかなりの部分を天然水が占めるようになった。当初はフランスなど海外のミネラルウオーターが輸入されていたが、あれは硬度が高すぎる。現在は四万十の水、大菩薩の水、南アルプスの水など、国内の天然水にとって代わられている。私は大分県日田の天領水が、世界一よい飲み水だと思っている。

では悪い水を飲むとどういうことになるか、ということからトルマリンへのアプローチを始めてみたい。
日本人の死亡原因の第一位は、戦後肺結核からガンに移った。地域的に見てガン発生率が一番高いのは大阪、次いで東京、神奈川、名古屋、福岡など人口密集地域が続く。原因は食生活の欧米化など、いろいろ考えられるが、酸性化した水が一番大きな原因ではないかと疑われている。その証拠にガン発生地域では、アトピー性皮膚炎の発生率も非常に高くなっている。

こうしてみると、いま水というものは相当考えてかからねばならない状態になっている。酸性の水がなぜいけないかというと、もともと人間の身体は弱アルカリ性に保たれているものだからである。
そもそも、カルシウムとアルカリイオンの組み合わせで生命が発生した。このPH7.4という弱アルカリ性から外れ酸性に振れてくると、いろいろな問題が起こる。
血液が酸性化するとカルシウムの脱解という症状が起こる。カルシウムがカルシウムイオンの形で血中に溶け出し、体外に排泄される過程で腎臓結石、尿管結石、膀胱結石などを生じ、最終的にはガンの原因になる。

我々が一般に目にする水は、水の分子がいくつか集まりクラスター(房)状になっている。一番よい水といわれるのは、水の分子が30から37個繋がったクラスターである。
汚染された水は、分子が200から300も繋がったクラスターとなっている。こうなると水と水の間に隙間がなくなり、薄膜状になってしまう。そこに酸化した悪い汚染物質、一酸化炭素、亜硫酸ガスなどがくっついて、まずい水になるのである。
ではおいしい水にするにはどうするかというと、このクラスターを30から37個の分子の塊になるように遠赤外線で切り離せばよい。一般に浄水装置として売られているものは、この遠赤外線を出す岩石、セラミックを使用しているのである。

ここで再び水と人の身体の関係に戻る。最近アミノ酸飲料水を売るために「人間の身体は殆どアミノ酸と水でできている」、という大きな看板があちこちに立っている。
人間の身体は成人で約60〜65%が水である。また体重の12分の1ないし13分の1は血液で、その血液の83%は水分である。脳細胞にいたっては90%以上が水分だといわれている。血液をきれいに保つには先ず良い水を飲むことが必要で、逆に汚染された水を飲んでいると、知らず知らずのうちに健康を蝕まれることになる。

細胞と水について少し触れる。細胞はA、B、Cの膜に包まれている。A層は細胞の一番大事な部分であって、B、C層は細胞外液とも云われている。
A層は新陳代謝を進めるための細胞膜についているものである。A層に付着する水が良いと、新陳代謝がよく行われる。一番良い水は−80℃にならないと凍らない、不凍液のようなものである。B層は−10℃で凍り、C層は0℃で凍る。
良い水になるほど比重が大きい。A層に入る水は非常に重いので細胞に入り易い。B、Cの場合は、あくまで外殻を保護するためにある水である。

水がたっぷり入ると張りがあって、瑞々しく若々しい細胞になる。従って、昔から「水も滴るいい女(男)」というのも故無しと云えない。
重い水を調べると、クラスターが小さくて純粋の水に近い。この水は実験してみると、薬と同じ効果がある。例えば傷口に塗って包帯をしておくと、薬を使わなくても治ってしまう。副作用がなく細胞を復活させる、すなわち人間が本来持っている自然治癒力を復活させるのである。

2.飲料水を浄化する遠赤外線の原理


  ☆ エネルギーの基、太陽光線
  ☆ 人間の視覚が捉える太陽光線の光は極く一部に過ぎない
  ☆ 光は電磁波、健康に有害な電磁波、有益な電磁波
  ☆ 有益な電磁波、育成光線 光線の波長は温度で計算できる
では遠赤外線とはなにか、という話に移る。
太陽光線は万物のエネルギーの源であるとともに、幾種類もの光線を含んでいる。人の目で見ることができる可視光線は太陽光線の極く一部に過ぎない。すなわち波長が0.38〜0.77ミクロンの範囲のものだけである。

この可視光線をプリズムで見ると赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色になる。紫の外側に紫外線(0.1〜0.38ミクロン)がある。赤の外側(0.77〜3ミクロン)を近赤外線という。0.1ミクロン以下はX線の範囲、0.001ミクロンはγ線で、これは放射線である。

3〜1000ミクロンの範囲を一般に遠赤外線という。
遠赤外線のうち、4〜14ミクロンの範囲を育成光線と呼んでいる。この波長の光線は細胞に当たると、細胞を励起(活性化)する作用があるからである。4〜1000ミクロンの範囲の遠赤外線は、温かいだけで医療効果はない。

紫外線から3ミクロンまでの間を反射光といい、反射して視神経に当り一部(可視光線)だけが見える。
0.1ミクロン以下は透過光といい、人体をはじめ色々なものを貫いてしまう。波長の短い電磁波はエネルギーが大きいからである。X線やγ線として医療に使われる波長である。
3ミクロン〜1000ミクロンの範囲を吸収光線といい身体に吸収され、このうち育成光線だけが直接細胞に働きかける作用があることは、先に述べた通りである。

1000ミクロン超の光線は、自然の形では地球に届いていない。オゾン層の上にある電離層ではじかれるからである。しかし家電製品から人工的に発生しており、脳の松果体を損傷するのではないかと危惧されている。
紫外線も大部分はオゾン層(地上約30キロ)ではじかれる。少量の紫外線は殺菌作用があり健康にもよい。しかし近年、2酸化炭素の増加など環境汚染が進み、オゾン層が破壊され、大量の紫外線が地上に届いて皮膚ガンなどを起こす怖れが出てきた。

トルマリンは育成光線を一番強力に発生する岩石である。それは先に述べたようにトルマリン自身が永久電極を持ち、絶えず遠赤外線を放出しているからである。
では電磁波と遠赤外線とはどんな関係にあるかお話したい。

地球のエネルギーの大元は全て太陽光線にある。光はエネルギーを持っている。その光は光子(または光粒子)という不連続な粒子の集まりで、それが光線となり真空中では1秒間に30万キロの速さで飛んで来る。このとき電場が発生し、その垂直の方向に磁力が発生する。したがって光は遠赤外線も含めて、電磁波と同じものである。

では電磁波はどんな働きをするのだろうか。物理学が教えるところによると、物体はよく電磁波を吸収し、また吸収した電磁波を再放射するという性質がある。
そして、物体が吸収する電磁波の波長は、その物体の温度で決まる。人の場合は9.66ミクロンである。逆にいえば、人は9.66ミクロンの波長の遠赤外線を放射していることになる。この原理で赤外線集光器というカメラは暗闇で人を識別でき、夜間戦闘用の兵器として使われる。

さて、9.66ミクロンは育成光線の範囲なので、人に育成光線を当てると人の持つ遠赤外線と共鳴して体内に入り、細胞を活性化する。東洋医学によれば、細胞を活性化することにより血液の循環をよくし、人が本来持っている自然治癒力を復活させ、悪い所を治し、病気を治すである。

3.育成光線を発生する物質


  ☆ 花崗岩、千枚岩、トルマリン 永久磁石を内蔵するトルマリン
  ☆ スコッチやフランスワインはなぜうまいか
  ☆ 遠赤外線放射率について
育成光線を出すのはトルマリンだけではない。トルマリンだけという解説書があるが、それは間違いである。
花崗岩の一部(国内では福島県北部、岩手県にかけて産する)が出す。
千枚岩も育成光線を出す(縦行・斜行組成のもの、四国四万十川上流、山梨小仏で産する・・・四万十帯、小仏層と呼ばれる)。水平組成の千枚岩は育成光線を出さない。

トルマリンの最大の産地はブラジルである。ロシア(ウラルの西側)、中国(雲南省)、マダガスカル島などでも産するが、工業的に生産されているのはブラジルだけである。
日本では殆ど採れない。

ここに黒トルマリンと赤トルマリンがあるが、医学的に有用なのは黒トルマリンである。
これは非常に硬くて重い。工業的に使いやすいのは、粉砕した粉である。ただし、あまり細かくすると電極が消滅してしまう(3ミクロンが限界と思われる)。
因みに化粧品のパフ粉の粒度も3ミクロン(汗線に入り込まない限度)である。

ヨーロッパは地層が古く、長年にわたって遠赤外線を蓄積してきた。ヨーロッパの固い、年輪の多い木は過去に遠赤外線をたくさん吸収している。ヨーロッパではこれを、大事に切って酒樽にする。スコッチ、フランスワインなどのよいものほど古い木の樽に収められている。
古木に営々と蓄えられてきた電磁波・遠赤外線が、スコッチやワインの水分に働いて加水分解し、酸性を排除して弱アルカリ性に変える。この反応が次々と起こり、長い時間が経つと芳醇な美味しい酒を作るのである。

この原理は比較的最近になってわかった。それまでは醸造技術の違いと思われていたが、最近日本でも、例えばサントリーが山崎ブルワリーでヨーロッパから輸入した古材の樽を使い、非常においしいウィスキーを作っている。遠赤外線の効用の例である。
日本の材料では、備長炭が遠赤外線を多く輻射することで知られている。

長野県工業試験所(トルマリンの遠赤外線放射率を測定できる唯一の公的機関)に依頼して測定した結果、トルマリンの遠赤外線放射率は、トルマリン単体では83%程度しかなく医療効果がないことがわかった。
しかしセラミックなどと配合してハイブリッド化すると、組み合わせによって90%以上96%にもなり、医療効果が出てくる。

一般に市販されているものは殆どがトルマリン単体である。そしてトルマリンが−イオンを出していると宣伝しているものがあるが、極めて微量に過ぎず、保健効果はほとんど期待できない。したがって、これはほとんどウソである。というのは−イオンとともに必ず+イオンも出ているので、両方のデータを出して、差し引かねばならないのであるが、ほとんどの場合+イオンのデータを示していない。

このインチキの最たるものは家電製品(エアコンなど、「−イオンご馳走様」)であったが、最近はさすがに鳴りを潜めた。モーターを回せば必ず+イオンが出るから、相殺すれば−イオンはおそらくゼロであろう。
このような実態は、九月上旬の朝日新聞土曜版「−イオン特集」で、よく知られるようになった。
−イオンの健康効果を科学的に調べるには膨大な費用がかかるので、科学的データがない。高価な器具を買っても全く無駄である。必要と思うなら、バスルームでシャワーを浴びるだけで充分効果がある。

4.冷え性は日本民族の特性


  ☆ アングロサクソンに冷え性はない
  ☆ 人間の血管の総延長は10万キロ
  ☆ 冷えるのは心臓に遠い足から
  ☆ 西洋医学は病理学、東洋医学は生理学
人の身体に遠赤外線がよいという例をあげてみよう。
今見て頂くのはポリエステルの綿で、繊維の太さ6ミクロン、非常に細いものである。
人の血管は全身で延べ10万キロと云われている。手足の先の方には毛細血管しか入らないが、その太さは7ミクロンである。この繊維と比べてみて頂きたい。

赤血球の直径が7ミクロンであるから、血液が毛細血管を回るときは赤血球が1粒ずつしか通らないことになる。血液が全身を良好に流通するためには「血液さらさら」状態が必要な所以である。

どろどろな(酸化した)血液をさらさらにする確かな作用があるのは、遠赤外線の中の育成光線である。育成光線はクラスタを適度の大きさに分割するとともに、加水分解で水をHとOHに分解する。Hは空中に分散するがOH(ヒドロキシルイオン)は水素系の−イオンであるから、これが血液中に増えると「血液さらさら」になるのである。

東洋医学からみると、人体不調の最大原因は血液の循環が悪いことにある。特に心臓から一番遠い足に回らない。引力の作用も血液を足に滞留するように働いている。
頭にあるものの全てのつぼが足の親指に集まっている。つぼと呼ばれる内臓の反射点が全て足に集まっているのである。足を刺激すると、つぼに繋がっている内臓が直ぐに反応する。
また、足の指先には毛細血管と末梢神経集中しており、したがって衝撃を与えた場合一番痛いのが指先である。この毛細血管と末梢神経が集まっているところを重視しないで、人の身体の健康を語ることはできない。 

5.厚生労働省が手をつかねるトルマリン

  ☆ トルマリンについての俗説を排す
  ☆ 副作用の大きい化学薬剤 副作用も習慣性もないトルマリン
西洋医学は対症療法で強い薬を使い、しばしば副作用、習慣性、アレルギー症状などを惹き起こす。
トルマリンは東洋医学に準拠しており、そのような副作用がない。しかし理論に基づかない、いい加減な商品は役に立たない。例えばトルマリンの入ったジェルなどは医療効果がない。私共の会社では、東洋医学の最高峰といわれる上海中医薬大学教授野中博士(現在は上海市専家医学研究中心 客員教授)を技術顧問として、指導を受けている。

携帯電話など電気機器が発生する電磁波を、遮蔽するという商品もインチキである。電磁波は、そんなに簡単に遮蔽できるものではない。

私共のクリーム状製品の使い方は、基本的には足指の全部の股、土踏まず(湧泉)に塗る。
腰痛の場合は、痛い所と仙骨(尾底骨のすぐ上、末梢神経が集中)に必ず塗布していただくと相当の効果がある。

では足に塗ってどんな効果があるかというと、先ず頻尿止めに効く。身体を温めると同時に滞留血液を戻す働きがある。
手前味噌だが最近、近畿日本ツーリストがバスツアー用の必需品として、通販で扱うようになった。

それから痛み止め、しもやけ、軽いやけど、膝痛(サポータ併用)に、柔道接骨師など治療師さん達が使い始めている。

ベースのポリエチレングリコールは、自然に皮膚に吸収されべとつかないので、薄く伸ばして擦り込むのがよい。
なお、人の身体は様々なので、各人自分に適した使い方を工夫することが望ましい。

6、かぶれないテーピングテープ

トルマリン・ハイブリッドの応用展開で、かぶれないテーピングテープの開発に成功したので、近く市販に入ることも報告したい。

柔道整復師など、治療師か使うテーピングテープはかぶれるのか泣き所で、長いことかぶれないテープの開発か待望されていた。
かぶれの原因は、第一に粘着剤に含まれるアクリル樹脂の徹粉末か皮膚に転移して汗腺の毛穴を刺激すること、第二に皮膚呼吸で排出する窒素分がテープに遮断されて皮膚表面に滞留するので、窒素を好むバクテリヤか短時間に増殖して皮膚を刺激するためと言われている。

当社では、新技法により生地にコートする粘着剤の物性転換に成功し、微粉末の転移を防止すると同時に、トルマリン・ハイブリッドにバイオを含む新素材を添加することで、テーピングにより皮膚表面に滞留した窒素を固定化し、バクテリヤの増殖を回避する技法を完成した。
現在までの臨床テストでは極めて例外的な特異体質を除き、一週間以上貼ったままでもかぶれることはなく、二週間でもかぶれなかったという臨床例も報告されている。
皮膚が弱く、すぐかぶれるので、テープか使えなかったという方にはビッグニュースだろうと思う。

ご参考サイト(「市民のための環境学ガイド」)
おわり

文責:大野令治

講座企画・運営:吉田源司
会場写真撮影:橋本 曜
HTML制作・編集:大野令治