2004年9月10日 第231回 講座

新体道を体験して見る

講師 新体道師範 岡朝子

1.新体道とはどんなものか?
 講師の自己紹介を兼ねて新体道の紹介。
 私は25歳当時に医療に疑問を感じて、体のメンテナンスを自分でできないものかと言う気持になり、ヨガとか、太極拳、気功、など、日本へ伝わって来た健康体技を友人の紹介などで順次体験を重ねながら、もっと良さそうなものをと、探していました。そうしたら、「体は宇宙のメッセージ」と言う言葉に巡り合い、この言葉に感動し、実際にやって見て、満足しました。以後は他の道に移る事も無く、20年間この道を続けています。道場が、とても明るく爽やかで楽しそうな事が良いですね。
 
 自分でやると爽やかな風が体を通り過ぎて行くように感じました。では早速、話の前に少し体を動かして見ましょう。
 
 力を抜いて体を動かす、脱力体操を少しします。
 例えば両手を上に上げて、力を抜いて下ろします。
 力を抜いて体を動かせば大変に速く体が動きます。手が机などにぶつかると大変に痛いので注意して下さい。この手が、もし、相手へぶつかれば大変に大きな衝撃になります。
 
脱力体操が手首、肘、足、組手、へと進んだところで、再びお話に。

2.新体道の考え
 庶民が刀剣を持てない時代がありました。場合によっては、素手で対応しなければならないことがあり、その手段が普段の生活にも生かせないかと考え、普段の生活に生かせる体技にしたものです。
 新体道で、何かを素手で切るような動作をしますが、これは相手の体を切る意味ではなく、相手にある余分なもの、例えば、邪念や、悪意などを切ると言うような心と意味です。
 また、たまねぎを剥くようにして、普段の自分に出会う事になれば、道に達すれば、体の動きが自由になります。
 新体道の体技は、相手とか、近くを見るのではなく、天空の奥を見据えるように、遠くを見据えて行う事が大事です。
 天の姿を自分に現す。新体道には藝術、宗教、武道、が含まれている。天空に大宇宙があり、自分の体に臓器などの小宇宙があり、体は宇宙のメッセージであります。

3.新体道の歴史
 1965年に楽天会として発足し、今年で39年になります。
 創始者は中央大学空手部主将を務めた青木宏之氏。
 空手は唐手、縄手、とも言い、中国、沖縄から日本へ伝えられた経緯があります。
 新体道は新しい体技を目差し、自己開放、武道の特長を生かす事、などを狙いに、様々な科目を作っています。本科、専科、は上級者向けであり、一般科は健康体操であり、その概要は、大基本、天真五相、栄光、瞑想組手、光と戯れる、などです。かなりきついが、やれば気持が良くなります。

4.健康体操の体験
 ここで、机、椅子を壁際へ片付け、真中を広くして、健康体操の概要を体験しましょう。発声して踏み込む、砂浜を走る、相手と組む、海草のように揺れる、ような健康体操です。
 海草のように揺れる体操が意外に難しい。膝、腰、肩、などの関節が丈夫で、柔らかい、必要があります。
 自分を改めて自覚したり、相手を認識したりする事が体操に役立つでしょう。その工夫と努力は、生活に役立つかもしれません。

新体道のホームページ
http://www.shintaido.com/text/shintaido.shtml

文責;早坂光平 会場写真;橋本曜 HTML化;山本啓一