神田雑学大学 第312回(平成18年5月19日)講演抄録

講義名 医者も知らない「フルモニ」超健康法

講師 講師:佐藤八郎氏

(グスコー出版代表)


本日は「食べ物としての果物の素晴らしさ」 についてお話しさせていただきます。
私は朝食にフルーツを好きなだけ食べるという「フルーツ・モーニング(以下、フルモニ)」という健康法をこの8年間実践しています。

今日の朝食もグレープフルーツ1個でした。昼食までにおなかがすいたらバナナを食べますが、実践してから数か月で何も食べなくても気にならなく なりました。

そもそもこの健康法を始めたきっかけですが、8年前にアメリカで爆発的に売れた健康栄養学の翻訳本を刊行することになり、編集者の立場でそこに 書かれていることのごく一部をまず自ら試してみることにしたのです。それが「午前中は果物のみ」という生活習慣でした。

「朝のフルーツが体にいい」という理論的背景は、その本に記されている「ナチュラル・ハイジーン」といわれる健康科学にあるのですが、その「ナチュラル・ハイジーン」の最も重要なポイントは、「人間は自然に則した生き方をしていれば、健康は維持でき、病気の症状も自然治癒力が残っている限り、何歳になろうと回復可能である」という考えにあります。

「自然に則した生活習慣」のなかで、特に大きな影響を及ぼすものが「食生活」です。極力加工品を避け、果物・野菜といった自然が与えてくれた食べ物を生のままローフードとして食することをすすめています。加工・加熱することによって、酵素など大切な栄養素が失われてしまうからです。

それまでの46年間にわたる私の朝の生活習慣は、毎朝、丼ご飯に納豆や目玉焼きなどのおかずを食べ、みそ汁と牛乳を必ず飲んで家を出る、といったものでした。 それを果物だけに劇的に変えたのですから、最初の頃はすぐにおなかがすき、会社の机の横にバナナを置き昼食までに5本くらい食べるという生活がしばらく続きました。しかし「果物なら好きなだけ食べていい」というルールなので、思ったほどのつらさやひもじさはありませんでした。

一週間くらい実践して効果がなければ、それを理由に本の出版も断ろう、と考えていたくらい半信半疑で始めた「フルモニ」ですが、なんと一週間で体が軽く感じられるようになり、体重も知らないうちに落ち始め、一か月で4キロ、半年で無理なく10キロ減量できてしまったのです。

それに加えて、「フルモニ」実践以前の私は、健康診断で「脂肪肝」と判定され、総コレステロールが230とやや高め(正常域130〜219)、中性脂肪は124(正常域50〜149)で、さらに「すい炎の疑いあり」という結果が出ていました(身長165センチ、実践前の体重68キロ)。

「フルモニ」で体調が良くなって以降、健康診断は全く行なわなくなってしまったのですが、2年前に雑誌の取材で必要に迫られ実施したところ、総コレステロールは206、中性脂肪63、血圧・血糖値ともすべて正常域内で、「すい炎の疑い」「脂肪肝」もすっかりなくなっていました。 その後もリバウンドすることなく、結局今では当時に比べて15キロ近く減量でき、医者とは全く無縁の生活になりました(ただし歯医者にはチェックのため一年に一回くらい出向きます)。

私にこの「ナチュラル・ハイジーン」理論を教えてくれた日本ナチュラル・ハイジーン普及協会会長の松田麻美子先生は、日本人として最初にこの理論を実践されたパイオニアです。
現在も米国ヒューストンに在住され、日米を往復してこの「自然健康法」の研究と普及に取り組んでいます。 先生自身、34歳で子宮筋腫が悪化して摘出手術を受けましたが、その後も若年性の更年期障害に苦しみ抜き、ありとあらゆる健康法を試しても健康回復には至りませんでした。

そしてついに39歳のときに出会ったのが「ナチュラル・ハイジーン」だったのです。 「ナチュラル・ハイジーン」により、初めて病気予防・健康維持のありがたみを実感し、以来人生がバラ色に一変し、今はそのすばらしさを日本の皆さんにも伝えようと尽力されているところです。

松田先生は次のように述べています。
「食事を変えてわずか一週間で更年期症状から解放されたばかりか、慢性疲労や肩こり、関節の痛みまで消え、ベルトの穴二つ分スリムになりました。それからずっとこの食生活を続け、57歳の今も全く疲れ知らずの毎日です。毎朝5キロ、週末には10キロ走り、腕立て伏せは毎日100回。体は柔らかいし、今の若い方々よりずっと超健康生活をエンジョイしています」

「フルモニ」については、次のように話しています。 「朝食はフルーツだけをたっぷり食べる。それだけでもスリムになれるし、塩分摂取量が三分の一減り、血圧・コレステロール・肝臓などの数値も確実に改善されます。なによりもエネルギーがあふれ、インポテンツも改善される。試してみてもけっして損はありません」。薬のような副作用の心配があったり、お金を浪費するようなことは一切ないですから、皆さんにもぜひ「フルモニ」をおすすめします(実践法は下記をご参照ください)。

なお、果糖をたっぷりとりすぎると肥満や糖尿病にならないかと心配する人がいますが、ルールさえきちんと守れば全く問題ありません。ご自身で実施されてみればすぐわかります。空腹時に新鮮で生の果物だけを食べるのがポイントです。これを間違えてほかの食品と一緒にデザートとして果物を食べてしまうと、肥満や糖尿病のリスクを高めてしまいますのでご注意ください。

新鮮な果物は、それ自体に食物酵素が多く含まれているので、体内の消化酵素を浪費することなくエネルギー源になってくれます。そして白い砂糖と違って、果糖の吸収はゆっくりとして穏やかなので、血液中を糖であふれ出してしまうようなことにはならないのです(「果物の正しい食べ方」のルールは文末をご参照ください)。

最後に松田先生からのメッセージを記しておきます。
「健康は誰にでも与えられている当然の権利であって、自ら望み、努力さえすれば、簡単に手に入れることができます。しかも、幾つになっても遅すぎるということはありません。You can choose your health! 健康は自ら選び取ることができるものなのです」

──初心者向け「フルモニ!」実践法──

朝起きて最初の食事を「果物だけ」にする。そのかわり、好きなだけ食べていい。

できれば水分を多く含んだ果物が好ましい。
Ex)リンゴ、ミカン、グレープフルーツなどの柑橘系、イチゴ、スイカ、ナシ、パイナップルなど

冬は寒いので冷蔵庫に入れず、前夜からテーブルの上に置くなどして、室温と同じくらいにしておくとよい。

自家製のジュースにしてもOK。(できればミキサー使用)

最初は昼までにおなかがすくので、間食として腹持ちのするバナナを好きなだけ 食べるとよい。

果物の種類は好きなものを組み合わせてもかまわないが、できれば一品目だけにするとさらによい。

「果物だけに変える」のを誤解して、今まで食べていたもの(白米、パンなど)
に加えて果物を食べてしまわないよう注意する。

夜勤で起床時間が大幅にずれてしまう場合は、起きたときが昼過ぎでも最初の食事を 「果物だけ」にするとよい。

今まで朝はあまり食べていなかった人は、従来どおり無理して朝食をとらず、昼に食べる最初の食事を「果物だけに変える」と効果的。

果物でなく、自家製の野菜ジュースや生野菜だけでも可。

実践当初はあまり下記のルールを気にせず、「好きな果物を好きなだけ」食べてみて、まずは体調(便通、体重など)の変化を実感してみることを優先するとよい。

ダイエット志望の人は、毎日(できれば朝晩2回)だいたい同時刻に体重を計り、カレンダーに記入しておくとよい。

なお、血糖値に問題のある人は、果物を食べるときに、サニーレタスやリーフレタス、コスレタス、セロリ、キュウリなどをたっぷりとることをおすすめします。また、現在糖尿病の人は、果物よりも野菜の量をずっと多くとるようにしてください。


「果物の正しい食べ方」のルール

@果物を食べるときは、胃の中がからっぽの状態で食べること。
(肉、魚、穀物の食事をしたあとは8時間待ってから食べましょう)

Aほかのものを食べた直後に食べないこと。
(デザート扱いは禁物)

B新鮮で熟したものを、生のまま、丸ごと食べること。
  (加熱したりして加工すると、酵素や栄養素は死滅し、酸化してしまうので、果物のすばらしいパワーがなくなってしまいます)

Cほかの食べ物といっしょに食べないこと。
(例外として、レタス類のような緑葉野菜、キュウリ、セロリ、白菜との食べ合わせは問題ありません。消化器官に問題があったり、現在病気の人は、一回の食事で果物は一種類だけにするのがベストです)


参考図書:『常識破りの超健康革命』『50代からの超健康革命』『フルモニ!』
      (以上、グスコー出版刊)


  


Copyright : 2006 Gsco - Publishing , Hachiro Sato



会場撮影:橋本 曜  HTML作成:上野治子