神田雑学大学 平成18年9月1日 講座No326

講義名 コントラクトブリッジの魅力

講師 宮田亮平




1.はじめに

今ご紹介頂いた宮田です。私はコントラクトブリッジ普及の為全国を廻っております。昨日も福岡で2回これをやってきたところです。 ブリッジは世界中で一億人の愛好者がいるといわれ国境や人種を越えたブリッジ=架け橋として親しまれています。

皆様が外国に行かれたときなどブリッジを知っているだけで簡単に友達が作れ、現地に溶け込むことが可能になります。 日本では若い人がするチャンスが少なく残念に思っています。何とかブリッジ人口を増やそうと普及活動をしております。

2.コントラクトブリッジ入門

最初ビデオを見て頂きます。
ゲームの勝ち負けは4つのうちで一番強いカードを出した人がその4枚を獲得し次はその獲得した人がカードを出します。

こうして手持ちの13枚のカードがなくなるまで続け合計何枚獲得したかを競います。

18世紀のイギリスでは食事のためにゲームを一時中断しなくても済ませるために簡単な食事を考案したサンドイッチ伯爵がいました。

作家のアガサクリスティも愛好者で、彼女の著書「開いたトランプ」ではコントラクトブリッジそのものが登場します。

マイクロソフトのビルゲイツや日産自動車のカルロスゴーン氏なども愛好者です。ゴーンさんは家族で四谷によく来られます。

室内でやるサッカーと言われ、冬季オリンピックの正式種目にしようという動きもあります。

まず基本的な動きを知る為に簡単なゲームをしましょう。
1テーブル4人でかけて下さい。
サウス、ウェスト、ノース、イーストといいます。

こちらにカードが2組あります。(カードの切り方、置き方、配り方説明)全部でカードはジョーカーを除いて52枚、したがって13枚が配られます。

ノースに座った方がまず配ってください。 配り終わるまでは手を出さないで下さい。紳士淑女のゲームですから。
カードを見る前にまず自分のカードが13枚あるかどうか数えます。
必ず毎回数えてください。

次にやるのがスーツを揃えることです。
赤黒赤黒と絵札のジャックからエースまでをスペード、ハート、クラブ、ダイヤモンドと種類別に分けて並べてください。
カードの強さはエース、キング、クイーン、ジャック10,9,8、の順で一番弱いカードが2です。

このゲームは向かい合っているパートナーと組んで、やります。パートナーを負かしても意味がない。2対2の勝負になります。

今ノースの人が配りましたので、まずイーストに座った人が一枚カードを伏せて出します。
今出したカードがダイフダと申します。このカードはウェストの人がどうぞと言うまでは開けません。 ウェストの方どうぞと言ってください。

それでイーストの方はダイフダを開けますね。
このダイフダと同じマークのスーツがありましたら必ずそれを一枚出さなくてはなりません。
同じマークがない場合はなにを出しても良いですがこれはダイフダに勝てません。

一回りしましたか?そこに出た4枚のカードの中で一番強い札を出した人とその向かいにいるパートナーが勝ちで、出してある自分のカードを自分の前に引き上げ、勝ったペアの人はカードを縦に、負けたペアのひとはカードを横に置いておきます。

次は今勝った人から一枚づつカードを出します。そして一周したらまた勝ち負けを決め、自分の出した札を勝ち負けにしたがって縦か横にして手元に置きます。

こうやって13回勝負し、そのうち何回勝ったか、言い換えれば自分の前に並べられたカードが何枚縦に並んでいるかでその数の多いペアが勝ちとなります。

  (勝 負)

さて次の段階に入ります。

今はダイフダは出てきたカードの種類がなんであれ、大きな数字のものが勝ちましたね。 つぎは切り札という考え方をいれます。

切り札と言うのはあるスーツの13枚、各勝負で決まったらそれが切り札になります。切り札は他のスーツより強く、切り札の中では数字の大きい方が強くエースが最強です。 今回は私の独断でスペードを切り札にしていただきます。

切り札はいつ使えば良いのか。まずはダイフダのスーツが手の中に無い時に使えます。しかし、出さなくても良いのです。そこが作戦の一つです。
切り札をダイフダの最初に出すことも出来ます。ダイフダのハートのエースより切り札のスペードの2の方が強いのです。切り札が何枚か出たときは大きい数字、そしてエースが最強です。 それではスペードを切り札にして勝負してみてください。

  (勝 負)

さて次の段階です。

いまやりまして一番強かったのがエースでしたね。ブリッジではこの各スーツの絵札に点数をつけていてエースが4点、キングが3点、クイーンが2点、ジャックが1点としています。切り札は枚数が多い方が得でしたね。

今配られた13枚のカードを見て自分は何点持っているかを数えて発表してください。
スーツの種類に関係なくジャックからエースの枚数に今の点数をかけて足し算してください。カードの中身は見せないで合計点数のみを発表するわけです。そうして自分のパートナーと点数を足してください。

そして点数の多いペアの中で点数が多い方がデクレアラーといいまして親になります。そのパートナーはダミーと申します。ダミーの人は13枚全部最初からその前に開けます。並べ方ですが、あくまでも自分のパートナーに見やすいように赤黒赤黒で数字ならべて並べます。

親は自分とパートナーに7枚以下の切り札しかないときはノートランプと言って切る札なしでやりましょう。
8枚以上同じスーツがあったらそれを切り札にしましょう。そしてデクレアラーはまずダミーに対し、なにを出せと指示してください。ダミーは勝負の間、親の言うとおりに動きます。さあ始めてください。

  (勝 負)

さて次の段階に入りましょう。

今、一つづつとったのをトリックといいます。ですから9枚とったということを9トリックという言い方をします。全部で13ですから相手より余分にとるためには7トリックとる必要があります。とういうことで13枚のうち7トリックとったのをコントラクトブリッジではワンといいます。8トリックとればトゥーです。13トリックでセブンまであります。

それに点数がある。今言ったのがメイク点です。ワンからセブンまであります。
ここでまた新しい言葉が出てきます。クラブとダイヤの時はマイナースーツといいます。ですからハートとスペードはメジャースーツと言います。どこが違うかと言うとマイナーはワントリック出来る度に10点、8トリックとると40点となっていくのですが、メジャースーツは30,60,90と30の掛け算でまいります。

この表を見てください。青と赤に分かれている。赤になっているところをゲーム、青になっているところをノウゲームといっています。ゲームが出来ると500点のボーナス点が加算されます。つまりメジャースーツで10トリックとったらフォーが出来る。そしたら120点にボーナスが500点加わって620点になると言うことです。

ゲームが出来るかどうかの目安はスーツの絵札の合計が26点あるかどうかです。大抵26点あればなにかのゲームが出来るでしょう。しかし22点でも出来ることはありますし27点あっても出来ないことがあります。これは一つの目安です。

まず点数を発表していただいてデクレアラーが決まって、デクレアラーがゲームを宣言するかノーゲームで行くと言う事になります。ゲームを宣言する場合は自分が何のスーツで何枚とるかトゥースペードと言うとスペードを切り札にして8トリックとることを宣言したことになります。合計点数の多いほうのペアで点数の多い人がデクレアラーでしたね。

  (勝 負)

いまデクレアラー側は7トリックしか取れませんでしたね。この場合はワンダウンといいましてデクレアラー側はマイナス100点、そうでない側にはプラス100点が加算されます。

  (勝 負)

こちらに目がむける人はこちらを向いてください。こちらに新しい表を貼りました。 自分でデクレアーに成る為のチェックリストがフローチャートになっています。例えば8枚以上のスーツがありますか?ハイだったらそれはメジャースーツですかマイナースーツですかとなります。メジャースーツならパートナーと合わせて26点がありますかでハイならゲーム宣言をする。こういうコツがあります。では続けてください。

  (勝 負)

3.終わりに

私は今日社団法人コントラクトブリッジ連盟から来ておりますが、お手元にここで作成しましたMini BRIDGEという小冊子を配りました。今日実践していただいたことが順に書いてあります。

先ずブリッジとは、そしてパートナーを決める、そしてスーツフォローについて、そして切り札(トランプ)について、そしてゲームの行い方、

@まずカードを配り、

A
点数を発表し、

B
ディクレアラーを決める、そして

C
ダミーを広げる、

D
トランプの宣言、

E
ゲームの宣言をするかどうか、そして

Fがプレーの開始です。終わったら

G点をつける、

今日は一応ここまで皆様に実践していただきました。9ページ目には得点の表が出ています。これを見れば簡単に計算が出来ます。
今新しいカードを皆様に差し上げます。これは日本コントラクトブリッジ連盟オリジナルのカードです。どこでも売っていません。体験教室を受けてアンケートにお答え頂いた方だけが手にすることが出来るカードです。

楽しいでしょう?

今日のものは入門コースです。このほか色んなビッティングシステムというのを覚えなくてはいけないことがあります。 コントラクトブリッジ連盟では入門教室を開いています。みなさまがいつ来てもゲームに参加できますし、講習もあります。四谷一丁目13番地虎ノ門実業会館四谷ビルです。皆様のお越しを待っています。

財団法人 日本コントラクトブリッジ連盟 HP  http://www.jcbl.or.jp/


(拍手)

終わり

・文責 臼井良雄
・会場撮影 橋本 曜 ・HTML作成 上野治子