神田雑学大学 平成18年11月17日  講座N0336

金箔、箔押し、ホットスタンピングについて

講師 田中 謙之助 


目 次

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1. はじめに

2.金にまつわる話

3. 金沢の本金箔製造工程

4. 金箔加工

5.箔と箔押し

6.結びに






1. はじめに

 こんばんは。今日はいつになく少々緊張しております。
と言いますのも、今ご紹介されたように本金箔に関しては、私は素人に近い。
ですから金沢ご出身の方もいらっしゃる前で本金箔の話をするというのも辛いものがあります。なにせ35年間もっぱら、イミテーションゴールド即ちアルミ蒸着の金箔を手掛けておりましたので・・・・・。
それは専門家ですから自信はありますが、頂いたテーマが「金沢金箔」ということですので、私の知識の範囲で本金箔について、それも金にまつわる話の中でお話したいと思います。

2.金にまつわる話

 昔から金銀財宝、お金、金メダル、金賞、金バッジ、金時計、日本人は特に金好きでゴールデンウィーク、星や曜日にまで金を入れています。
このように金は人類の「優れたもの、憧れの究極の象徴」です。

 歴史的には85年前英国の考古学者ハワード・カーターが、エジプト南部ルクソールの王家の谷で奇跡的に未盗掘の約4000年前のツタンカーメン王の墓を発掘、黄金のマスクと2000点以上の光り輝く副葬品を発見。きらびやかさのゆえに考古学上の大事件でした。
旧約聖書には金の記述があります。ギリシャ時代にすでにギリシャで金貨が使用されていました。
16世紀には大量に金を産出したインカ帝国が当時の強国スペインに滅亡されてしまいます。

 何故人類は戦争までして略奪する程の金信仰を持ったのでしょうか。
先ず、光り輝く唯一の有色金属ということに尽きるからでしょう。透過光はグリーンにも見えます。
2つ目に、産出量が少ない稀少価値のある貴金属であること。高価なため権力の象徴、優越感、見栄などを満たす。窒化チタン等は金色であり、硬度は金の100倍もあるのに、装飾品には昔から殆んど需要がありません。
次に、どんな環境においても永遠に酸化、腐蝕、変色しない。他の金属は年月と共にボロボロになるが金は永遠不滅の象徴として人生に例え、不老不死の欲求と合致したんですね。特に中国の貴族には珍重されました。
次に、軟質で展延性が極めて強い。代表例は金箔ですが、30gの金を打ち延ばすと約7坪に拡がります。お酒なんかに金を入れて高く売っていますが、一升瓶で約80分の1gが散らばって入っているに過ぎません。金額にすると約30円分ですね。

5番目に他の金属を少量加えると硬化する。ネックレスや指輪など装身具に、また腐蝕しないことと相まって入れ歯や接骨に最適です。
次に、導電性が極めて強い。通電性に優れ、腐蝕したり、錆びることはない。
半導体チップと周辺のリード部分を繋ぐボンディングワイヤーに多く使用され携帯電話からスペースシャトルに至るまで重用されています。
それから薬効。これは丸薬として昔から結核や梅毒に効くと言われ、現在は関節リュウマチの治療には80%有効とのことです。鍼治療では鉄や銅の鍼より断然効果があるようです。鍼治療では金鍼を打ってもらって下さい。人体には1マイクロアンペアというような電気が流れています。金には血流や電気の流れを正常化するイオン化作用があるのです。
最後に財産として金預金が盛んになってきましたが、東南アジアの華僑の多くは銀行を余り信用せず、政変があればこれさえ持って逃げればと常にインゴットを身元に保管しているようです。

 金合金の金の含有量はK24が純金としてK22は92%、K18は75%、K14は58%。K24を100%としてとその割合で表示します。
金は純度が高くなるにつれ赤みが増し、銀が多い程青白くなる特徴があります。
日本人は赤金を、欧米人は白(青)金を好みます。これは人種の瞳の色に関係しているようです。ツタンカーメンのマスクも下塗りが純金で腐食を防止し、表面は銀の率が多い白(青)金で仕上げています。

 日本の金の加工技術は卓越しています。
先程の毛髪の三分の一の太さでプリント基板の導線になるボンディングワイヤー、世界の50%のシェァ―→田中電子。ネックレス等の金の宝飾品生産量世界2位―→桑山貴金属。100g30万円もする工芸用粘土、炉で焼くと純金製品になる新素材―→三菱マテリアル。 純金で寿の文字や星型のマークのふりかけや海苔などに印刷する印刷する技術や、金粉を容易に吹きつけられるスプレー缶―→ツキオカ。1kgの延べ板1日5000本製造。最後の型に流し込み光沢を出す作業は熟練工の手による―→田中貴金属等々。製造ではありませんが置物から天井、壁全て2トンの純金を使った部屋―→信州ゴールデンキャスル。(宝石を買った人のみ入れる部屋)

 現在金の主な産出国は南アフリカとオーストラリアで世界の95%を占めています。史上で一番大きな金塊を産出したのはオーストラリアで、1869年になんと71kgの塊を産出したのが記録に残っています。
日本では住友金属鉱山の菱刈鉱山(鹿児島)が国産の90%、年間8トンを産出しています。非常に品位の高い鉱山で、通常は鉱石1トン当たりの含有量は5g程度ですが、ここでは約50gとのことです。
 1989年に閉山した有名な佐渡の金山は380年かかっても83トンしか採出していません。菱刈鉱山の10年分を380年かかって採ったというのも意外な話ですね。

 そんなこんなで4000年前のツタンカーメンの時代から今日まで人類が採出した金は、一体どのくらいの量でしょうか? 例えばオリンピックプールに換算して何杯分位と思いますか?
答えはたったの2杯分。12万5千トンしかありません。しかもその90%以上が19世紀中庸以降のものです。残りの埋蔵量は推計5万トンです。あとはリサイクルに頼るしかありません。
携帯電話機1トン当たり100〜200gの金が取り出せます。最も効率の良いのは歯科医院で加工時や抜歯された金の入れ歯からのものでしょう。
海水1リットル中100万分の13g金が含有しており、これを取出す技術を開発したらたちまち世界一の金持ちになれますよ。但し金のことですから天変地異を誘発することでしょう。

3. 金沢の本金箔製造工程

 さて、日本での金箔製造の歴史は明らかではありませんが、金沢で初めて作られたのは文献の上では1592年加賀藩祖前田利家が豊臣秀吉の朝鮮の役の陣中より、国元に金銀箔の製造を命じる書を寄せていることに始まります。

その後幕府により何度か江戸、京以外での箔打ち禁止令が出され統制された事もありましたが、明治維新後特に第2次大戦後は98%が金沢で製造されるようになりました。これは金沢の風土が適していること、京都、東京では箔打ちの音が嫌がられた事も理由のようです。何よりも金沢人の粘り強い気質が箔打ちとマッチしたからでしょう。現在、石川県箔商工業協同組合という統制のとれた組織でがっちりガードしているようです。

 次に金箔の製造工程を簡単にご説明しましょう。
(1) 金合せ工程: 金地金に銀、銅の地金を混合し約1300度で撹拌溶解させ、冷却し金合金にします。例えば3合金は純金が95,8%、純銀3,5%、純銅0,7%になります。
(2) 延べ金工程: ロール圧延機にて金合金を100分の1ミリの厚さに圧 延します。
(3) 紙仕込み工程: こっぺの引き入れとも言います。延べ金を6cm角に切って澄打紙(ずみうちし)、こえは現在ハトロン紙に近いものです。
これに1枚ずつ延べ金を挟み約200枚重ねて袋革に入れて包み、乳革で止めて打延ばします。
(4) 澄打ち工程: 澄打紙は次第に大きな紙に移し変え、当然ですよね。
打ち延ばすとどんどん大きくなるわけですから。5回移し変えるのですが、その名称も変って行きます。荒金(あらかね)、これを4分の1にカットしたのが 小重(こじゅう)、大重(おおじゅう)と打ち延ばして約23cm角、厚さ1000分の1から3ミリまでに打ち延ばします。
小重以下の打紙は金沢産の和紙を使用します。ここで澄屋(ずみや)というひとつの工程が終わります。箔の製造は全部の工程を一つの工場でやるのではなく、共同作業でやっているのです。
この(1)から(4)までの工程が澄屋という加工屋さんの仕事になります。

(5) 澄切り工程(引き入れ):以下は箔屋さんの仕事になります。澄屋であがった上澄(じょうずみ)を11ないしは12等分に切り、仕込み終えた箔打紙にはさみ、1800枚を革袋に包み、1パックにして打つのですがこの箔打紙を仕立てるのが職人さんのノウハウになっています。和紙ですが有名なのは摂津名塩紙、中島紙、二俣紙、それらを総称して下地紙といいます。この箔を挟む下地紙の出来によって箔の性能が決定します。
ピンホールがない、きれいな光沢が出る、より薄い箔が出来るとかは下地紙の仕立て方にかかっています。
(6) 箔打ち工程(打ち前):こうやって挟んだものを箔打機で3分間打って(約200ショット)15分冷やす、それを数十回繰り返して最終的には10000分の1mmまで打ち延ばします。
(7) 抜き仕事工程:色々検査の工程があります。また打っていると周りにはみ出し部分が出てきますね。これを「切り廻し」ないしは「断ち切り」といってこれはこれでいろいろ用途があり販売します。
(8) 箔移し工程:これを所定のサイズに切断し、切り紙上に挟んで仕上りです。出来上がったものを換算すると15gの金から3寸6分角(109×109mm)の標準サイズの金箔が約1000枚取れます。これが職人の腕で1200枚や1300枚になればその差分はまるまる利益になります。それが職人技というものですね。

4.. 金箔加工

 箔押しはいつから始まったかと言うと仏教と同時に6世紀頃伝来してきたと言われているのですが、飛鳥天平時代の東大寺大仏殿の鴟尾(シキビ)。唐招提寺の本尊や千手観音、平安時代になりますと中尊寺の金色堂、室町時代は金閣寺、桃山時代からはいよいよ屏風、襖絵や美術工芸品等に非常に多く使用されるようになりました。江戸時代には日光東照宮始め仏具、陶磁器、輪島塗り、調度品に。現代では化粧品などには結構使われています。顔がすべすべになるのだそうです。最近では平山郁夫画伯が多くの絵に金を用いています。絵画などの作成法の一つには竹筒に小豆を入れ先程の切り回しを入れてシェイクします。振れば振るほど金は細かい粉になる。それをスクリーン印刷の紗みたいなものを通して絵の上に振り掛けるわけです。不思議にも小豆には金粉は付着しません。水あめと一緒に炊くと水が飛んできれいな金粉になる。水あめと一緒に絵付けをするということもします。

 金箔の接着剤はです。漆を下貼りして貼り付ける。金屏風をよく見るとこの標準サイズの四角が連続して貼られているのがわかります。日本の建築、調度品は木を素材としていることから漆と金箔が相まってそれら文化遺産の耐久性を高め重要文化財を現代に伝える役割を果たしています。 あと膠、卵白等も使います。昔の辞書の表紙の金文字や手帳等のエッジギルディング(断裁面)は卵白を使用しました。

5.箔(Stamping Foil)と箔押し(Hot Stamp)

 さて、引き続き私の本職であったアルミ蒸着で金を表現するイミテーションゴールドの話に移します。これは本金と異なりケミストリーの分野になります。アルミ蒸着箔が金箔で通用しているのは日本だけで、欧米ではホットスタンピングと称し、金箔(ゴールド)とは言いません。この金箔という名称の恩恵でしょうか、我国の箔押業界は利益率も高く大変恵まれており益々発展しております。ただ大蔵省印刷局でパスポートの箔の件で打ち合わせをした際、偽金箔と称していたのは、さすがお役人と感心したものです。

 蒸着とは第2次世界大戦後発明された技術で、改良開発に伴って今ではこの技術なしでは宇宙にも行けない新しい一つの科学分野といっても過言ではないでしょう。
簡単に申しますと薄膜にしたい素材を真空槽内で加熱し、蒸発させ対象物に凝集付着させる技術です。加熱方式は抵抗加熱、高周波、電子ビーム等です。
蒸着方法には物理的蒸着(PVD)と化学的蒸着(CVD)があり両方組合せレーザー照射でアルミナやダイヤモンドなど絶縁性の高融点材料も蒸着が可能になりました。

 アルミ蒸着転写箔の簡単な構造の中で真空蒸着の説明を致します。
先ず、ポリエステルのベースフィルムに転写時にフィルムから剥離するようにシリコーン系の樹脂をコーティングします。その上に黄色の染料樹脂をグラビア印刷します。この黄色染料の上にアルミを蒸着すると金色になるのです。
最終工程で感熱感圧接着剤をコートし標準サイズ(巾640mm、長さ120m〜240m)に巻き完成です。薄膜の集合体ですね。

  
      (各工程を現物提示して説明)     
 ベースフィルム(PET 12〜24μ)    
 離型層(シリコン樹脂, 0,02μ)     
 着色層(染料、インキ同系樹脂 1〜2μ) ――→ 転写でここから
 蒸着層(アルミ400Å)              剥離する
 接着層(アクリル系樹脂 2〜3μ)     

 フィルムに蒸着する技術を連続蒸着法と称し、黄色にグラビア印刷したPETフィルムの原反を巨大な真空蒸着機上室にセットし、下室を1万分の1mmHg位の真空室にし、アルミの融点1400度から1500度に加熱するとアルミ原子が蒸発します。その中を毎分120m位の速度でフィルムを走らせると、着色部分にアルミ原子が付着し、金色に輝く金箔が得られます。

 その他のPVD蒸着法として真空槽内にプラズマを発生させ、蒸着素材の原子をイオン化し、強力にフィルム他対象物に衝突させるイオンプレーディング法。
スパッタリング法ではスキーのゴーグル、鏡、高級化粧品容器等。最近では夕立が泥水をハネ上げる如くに、イオン化した蒸着粒子が対象物の分子や原子を飛び出させて自らを強力に基材に潜り込ませる新しいスパッタリング蒸着法が開発されています。

 蒸着箔にはアルミ以外、用途に応じて限定本や高級手帳等の転金として使われる本金箔、自動車外装のエンブレムにはクロム蒸着、厚めのベースフィルムにラインを掘り込むヘアーライン箔。弱電機器用では静電気を帯電した指で操作するとIC回路に通電する危険を防止する絶縁性の錫蒸着箔等があります。

 最近、5千円、1万円札やクレジットカードの偽造防止や商品の差別化に多く使用されるようになったホログラム箔は蒸着層にレーザー光線を照射し、光の反射や屈折が相互に影響し合う干渉作用を応用し、七色に光るパターンを表現したものです。
その他インキでは表現できない漆黒色、光沢のある朱赤などの顔料箔。弱電器具や文房具、玩具などの絵付けの殆んどはグラビアかシルクの印刷箔で蒸着と組み合わせることも可能です。これ等の箔は全て箔押業者や成型業者で熱と圧力で転写使用するものです。

箔押機は直圧式、線圧式があり版は真鍮、銅等熱伝導の良い素材を用います。
被転写物は紙の場合、大体100~130℃位で転写作業を行います。

 アルミ蒸着箔は昭和35年頃より雑誌「女性自身」の表紙タイトルに続き「エメロン」シャンプーのラベル。たばこの「チェリー」。資生堂化粧品「スペシャル」シリーズに次々採用され何れも大ヒット商品になりました。今ではその用途は各業界に拡大し、箔押しされたものは皆様の家庭内に何十点もあるはずです。
使用例として(現物見本台紙を提示しながら)紙分野では広く印刷物に、雑誌の表紙、上製本、化粧品のパッケージやラベル、カレー、チョコレート、ガムの包装、グリーティングカード、紙幣、商品券、株券等々。

プラスチック分野(現物成型物を提示しながら)では弱電器具、自動車パネル、化粧品容器、クレジットカード、掛け時計、ボールペン、玩具、ビニール製品、皮革、鉛筆、食品の賞味期限の表示等々。他に蒸着フィルムから衣料のラメ糸、自動車窓の遮光フィルム、食品包装パック等。
これ等は主にメタリックに輝く商品の差別化として美粧性や装飾的付加価値を狙うばかりでなく、絶縁箔、導電箔、抗菌箔といった機能面でも使用されています。ところで、箔の性能は作業性は当然ですが、物性面が大変重要です。輸送中に箔押面がこすれて損傷したら大変です。用途により異なりますが密着性、耐磨耗、耐光、耐水、耐アルコール、耐汗等。

今まで私が手がけたもので一番大変な箔はパスポートの表紙の箔でした。こすって取れてはだめ、折り曲げて剥がれてはだめ、水に濡れて変質してはだめ、ドライクリーニングに耐える等大変なテストを全てクリアすることが条件でした。接着剤やオーバーコート等の処方をいろいろ検討することで矛盾する要求性能を充たす箔の開発に成功した思い出の製品です。

また箔押しは容器包装など最終形態にて加工されるため、中身が入って市場に出てから問題が発生することが多く、クレームの金額が桁違いに大きくなりこの対処には本当に苦労しました。何億というクレームを何度も身体を張って処理したものです。海外生産の現地下請け先にも何度も対処にかけつけたものでした。

 残り時間も少なくなってきたようですが、ご出席者の中にデザイナーの方もいらっしゃるようなのでヒントにでもなればと思います。このホールマーク社のグリーティングカードを見て下さい。箔押しも空押し部分もエンボス加工され、それゆえ立体感覚溢れるデザインになっていますね。これはキリスト教文化と仏教文化にそれぞれ育まれた人種のDNAの感覚の違いでしょうか。東洋人のデザイナーや製版職人の感覚とこの点の感性が異なっているようです。海外のカード類やパッケージはたとえワンポイントの箔押しでもエンボスされ、全体を引き立てているように私には感じるのですが、、、。ご参考になればと思います。
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6.結びに

 ホットスタンピングは加飾性、差別化のみに留まらず、デザイン的にも機能的にも飛躍的に需要が拡がりました。また価格面、作業面、公害面からも大量消費財に使用される限りない可能性を秘める資材です。そのような新しい次代を担う商品の先端にいて単に商品を右から左に販売するのではなく、多岐にわたる業界に提案したり、開発したりと苦もあれば夢もあったサラリーマン人生でした。

 時間の関係で後半のホットスタンプの説明が中途半端に終わりお詫び申します。 最後に講演に際し、(株)村田金箔村田相談役、松村常務(株)ツキオカ月岡社長より一部資料の提供を頂きましたことを感謝申し上げます。

おわり
(文責: 臼井 良雄)
講座企画・運営:吉田源司 会場写真撮影:橋本 曜 HTML制作:大野 令治