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平成20年2月22日 神田雑学大学 定例講座


臨床美術の世界 感動のアート
講師 平山 淳子



講義をしている平山淳子講師



プロフィール

NPO法人日本臨床美術協会会員
臨床美術士
社団法人日本自閉症協会出版部
アロマ心理セラピスト





熱心に話を聞く受講生


皆さん、今晩は。 今日は、臨床美術という、皆様にとってあまり聞きなれない名前の美術の話をさせて戴きます。日本でもアートセラピーという言葉が聞かれるようになったのは、ここ30年くらいのことです。

フランスでは1,800年代に初期の美術療法があったようです。最初は気晴らしとか、性格判断の手段でしたが、精神療法の前段階として力があることが認識されはじめ、1900年代になって、それがいよいよ芸術療法という形をとるようになってきました。

それまでは、表現精神病理という精神病分野の医療で進められてきたのですが、一歩踏み込んで、芸術的な療法として徐々に考えられるようになったわけです。 フランスの方が早かったのですが、イギリスでも1900年代半ばにはアール・ブリュット(狂人の美術)としてもてはやされるようになりました。しかし、作品を創作する過程を重視する芸術療法と違っていたのは、アール・ブリュットは作品の方に興味が偏り、出来上がった作品に関心があっても、それを創った人間へのケアが不十分でした。

わが国においては、2000年近くなって、京都で国際表現精神病理の学会があったようですが、こちらは表現病理中心の研究という捉え方でした。 私たちは、患者さんが長い間どんな絵を描き、ご本人が今どんな情況であるかを判断したり、心理的なものを読み取るということはしません。臨床美術という言葉をこれまでお耳にしたことは無いと思いますが、NHKや久米宏さんの番組で取り上げられたこともございます。

臨床美術は心理学とはちょっと離れているものです。金子健二先生という芸大出身の彫刻家がいますが、宮澤賢治の弟さんのご依頼で、賢治の母校花巻農業高校の跡地に代表作のひとつ「風の又三郎」群像があります。 金子先生は、美大の受験指導や小学生に美術、造形の指導をしたりしていましたが、かねがね彫刻家が世の中に貢献できる方法はないものだろうかと模索しておられました。あるとき、スタッフのお母様が認知症になった時に、美術を指導することを思いつきました。認知症や精神に障害を持つ人の改善に使えるかもしれないと、それからカウンセラーとドクターと、美術家と数人のスタッフで患者さんとご家族をサポートしていくという臨床美術を始められたのです。

しかし、あえて「アートセラピー」という言葉を使わなかったのです。それは何故かというと、このプロジェクトが他と違うのは、単に上手く描ければいいということではなく、上手とか下手とかが基準ではなく、その患者さんが美術をやり始めたことによって、人生観や生きがいが変わってくることを目的としているからです。ここが、金子先生が他と一線を引きたかったところでしょう。今も東北福祉大学の感性福祉研究所でアルツハイマーと美術の関係や、五感を使って美術をすることがどのように、人間にいい効果を齎すかを研究しています。

平山さんの著書「お母さん、泣かないで」
平山さんの著書「お母さん、泣かないで」


カナリア出版 私が臨床美術に出会ったのは、自分の子供が自閉症とわかり、 何か子供にとっていいことはないかと模索していたときでした。 もともと自分は美術の出身であったこともあり、あるとき子供に 粘土をあげてみました。子供は思っていることを粘土にぶっつけ るというか、自分が生きている証を粘土によって確信している ような気がしました。自閉症は粘土創作活動によって、何かの 改善ができるのではないか、と確信したのです。

臨床美術を勉強しているうちに、他の美術教室とは全く違うことを体感しました。普通は美術の教室へ行き、与えられたモチーフとそっくりに描く方法を指導してもらいます。皆から上手いと褒められる、それが楽しくて参加しているのですが、臨床美術は上手いとか下手の領域ではなく、創作のプロセスが重要なのです。香りと視覚、触覚、聴覚など、なるべく五感に働きかけて一つの作品を制作するのが特徴です。 自閉症のなかに、サバン症候群といわれる人達がいます。 自閉症児の中の10%くらいがサバンではないかと言われています。

サバンは、側頭葉前部に障害があるのではないかと言われています。認知症の場合も同じような箇所に障害があり、多くの共通項が見られるという報告もあるようです。私たちが使っている画材は、アーティストが実際に使っている絵具や、日本画の作家が使う岩絵具などを、極力使うようにしています。ここに持参しましたオイルパステルは、認知症の方が口にしても害にならない材料を使っているのです。

そのように一つ一つ使うものを吟味して制作をしています。 臨床美術の中に組み込まれているものは、美術のほかに音楽療法、色彩療法、リアリティ・オリエンティション(今日は何日ですか?あなたのお名前は何といいますか?などという質問をする)、軽い運動(PNF、アットマンなど)、行動管理(歳を重ねると叱られることが多くなり、褒められることが少ないので、意識的に褒める)、回想法(テーマを決めて行動する際に、昔の得意分野を思い出させる)などあります。 臨床美術は、上手下手を気にしないで済むことと、まず楽しいということが一番の特徴です。

脳にとって楽しいということ、リフレッシュし、その人にとっての今をクローズ・アップするということで、大きなプラス効果になるようです。今という捉え方はすごく難しいと言われ、アインシュタインの相対性理論でも過去、今、未来は捉えられないそうですが、その今を大きくクローズ・アップするということは、その方たちが、「今そこに存在する」ということを認識させるという意味です。

●臨床美術体験

今日は、お手元に白い用紙をお配りしてあります。子供の頃に、お絵かきが得意だった方、挙手をお願いします。 あ、あまりいませんね。 描いていただくのは、太陽と月と花と家と「今日の気持ち」です。 紙の大きさはB5サイズです。 どうでしょうか?描き終えた方はご近所を見回してください。 多分、太陽は90%以上このような形(まん丸に光の線が数本)。月は三日月。花はチューリップ。家は煙突があって屋根、窓の家。 「今日の気持ち」で、ハタと考え込まれたのではないでしょうか。

サンプル画
サンプル画


サンプル画 1から4番まではデジタル的な考え方です。 5番の「今日の気持ち」が、私たちが行っている臨床美術の世界です。 デジタルとは、臨床美術で使う表現で「パターン画」という方もいます。 象徴的シンボリックな表現のことです。アナログとは、質感を感じる感覚的な抽象表現のことです。 これをやりますと何となく私たちが行っていることを分かっていただけるようになります。 デジタル的なことは、左脳的な面が強く、美術とか音楽などは右脳的な要素が強い。 現代人は90%くらい左脳で動いていると言われています。

つまり左脳を使って生活している人が多いので、脳の病気になる人が多いことになります。人間は右と左をバラランスよく使っていると、生活が順調になる。それが臨床美術の考え方です。 しかし、現在の脳科学から言わせると少し古いのだそうです。最近は右脳左脳ということではなく、脳全体を使う。さきほどのサバン症候群の場合も、通常の場合は左右の脳のバランスが保たれていますが何かの理由でこのバランスが崩れ、右の脳が潜在的に持っている能力が「暴走」するのではないか、それがサバン症候群ではないか、と言うのが最近の脳科学者の見解のようです。

先ほどはアナログの絵を描いていただいたのですが、今度はもうちょっと踏み込んで、感情を描くことを体験していただきます。「今日の気持ち」も感情ですが、今これから申し上げるのは、情動と申しますか、感情を凝縮したモノを描いていただきます。 最初に、トレーニングとして線と点を描いてください。 まず、速い線を書いてください。上から下へ、または下から上へでも結構です。 今度はゆっくり同じ線を引いてみてください。 次に、それを曲線で描いてください。速い曲線とゆっくり描いた曲線。 多分、現れている表情が違うと思います。

今日、誰かと喧嘩したとか、怒った方はいらっしゃいますか?いらっしゃらない。では、怒った状態を思い起こして、怒った線を描いてください。怒った線!1本でも2本でも3本でも。多分、太く、強く、短く、きつくとかの画面になっているのではないでしょうか。 その日のその方の、その気持ちを、絵画だったり、彫刻だったり、染色などに創っていくのが臨床美術です。普通、美術教室に絵を習いに行ったりすると、まずデッサンをやります。

目の前にあるモノをそれっぽく描く。モノらしく近づいて描ければ、それでよしとします。臨床美術は、それとは違うその時の感情を、その方の人生を描き出す芸術であることお伝えします。 映画「レインマン」は、サバン症候群そのものでした。マッチ棒の数が一目見ただけで判る。ヘリコプターで街の上空を一巡しただけで、街の様子を克明に描ける。一度だけ聞いたクラシック音楽を、楽譜も見ないで直ぐ演奏できる・・・・・のがサバン症候群です。

普通人間は、4歳くらいから記憶にフイルターがかかり、それからシンボリックなデジタル的な考え方になっていきます。ダビンチなどは、アナログ的な要素とデジタル的な要素の両方を持っているから天才と言われるのではないでしょうか。こちらの雑学大学に専門家がいらっしゃるオノマトペも、キラキラとかギラギラとかの情況を表現する質感を伴った言葉です。

そのような情況は、皆さんの経験の中で知っていることですね。臨床美術は、そのような事柄も取り入れています。 ここで、実際の認知症患者さんの作品を見ていただきます。 これは認知症の患者さんの作品群です。2月の節分の前、鬼の面ですが、一般には豆まきとセットのおもちゃの鬼の面を想像しますが、まったく違った迫力があります。

鬼と言う脅威だったり、神に近いものであったり、単にシンボリックな鬼ではなく、鬼という言葉から想像できるあらゆる要素が偲ばれる絵です。これは予防クラスですから、ご本人が認知症を認識していない方も含まれています。これを描く前に、阿吽をはじめ、世界中の鬼の話をしたり、映像、音、鬼を想像させるような太鼓や、お祭りの音など、なるべくセラピールームの中に聴覚、視覚など五感に訴える空間を作って制作していただきます。

こちらは完全に認知症の患者さんの作品です。 患者さんと子供の頃の豆まきの話をしたり、節分の夜の雪の話をしたり、鬼を通して、昔が蘇えることもあります。患者さんの年齢は大体65歳から85歳、最高齢90歳にわたっています。認知症であることが判っている方もいれば、分かっていない方もいます。 美術の経験を持たなくても、画期的な方法など使うなど考え抜かれたカリキュラムで指導致します。 「鬼」を感じたときには、どんな色を想像しますか? 赤だったり、青だったり黒だったり、怒りから連想する色は何でしょうか。

怒りとはいったい何だったのかと、色の持つ力を借りて、それを画面に表現しようとします。これも鬼を表すイメージなんです。ご本人は鬼だと思って描いています。制作に入る前には、患者さんに鬼の画像を見ていただきます。神楽のように鬼が舞うこともありました。(そのときにかぶるのが獅子の面だったり、インドの神様の面だったり、鬼の面だったりします。) 症状が進んでくると、言語の伝達は成り立たないことがありますから、患者さんは実際に、体感して感じるということです。コミュニケーションの取り方が言語ではなく、アートで行う。

こちらからも伝え、向こうから受け取るのです。 痴呆には、前頭葉型痴呆とか、側頭部分の痴呆、および痴呆の中に、色々な病気が入っている場合など、非常に複雑な状態の方もいらっしゃいます。鬼を描いていただいても、花をモチーフにしても、画面は魚というケースもあります。しかし、本人は魚を描いているつもりではないのです。心理学的には赤い魚だったら、こういう情況と分析はできます。この場合、魚だったということと、赤い色が本人の今を示すデータとして重要だという分析になります。(個人的に予備知識として基本的に臨床美術は色彩心理セラピーはしません。) つぎの絵は予防クラスの櫻屏風です。

最初に画面を水で濡らします。そして、下から上に向かって描いてもらうのです。 何故か? 作家の場合は、上から下へ、または細いところから描き始めたり、人によって色々です。この場合は、櫻が持っている生命感を上に向かって伝えるように、まず墨を使って下から上に向かって描くように、お願いしました。その後で、スポンジのタンポンで絵具を叩いて仕上げたのです。 墨を使って描いた表情と、タンポンで強弱をつけて叩いた表情では、画面がまったく違ってきます。また使った筆とタンポンによって、制作者の気持ちも異なります。

つぎに、また細かいところを、筆で描いていただきます。筆が苦手で、どうしても描けない方にはペンでお願いします。制作者の表情を観察して、常に画材は代えるようにしました。 ある方は、櫻の樹を描いてくださいとお願いした場合、櫻の樹の科学的データ(数式)を画面いっぱい描き込むのでした。この樹の高さに対して横の比率はどうなるとかの数式でした。

最後に制作者のサインをするのですが、「Sir」がついているときもありした。画面に、自分が以前にしていた仕事の影が出てくるのでしょうか。日本画をやっていた80歳過ぎのおばあちゃまが、「私は英語で有名な○○大学卒です。英語でおしゃっていただいた方が分かる場合があります。」と、腕組みをして、完全にアーティストのスタイルで言っていました。 患者さんの体力の問題もあるので、小さい作品を作る場合もあります。制作時間は約90分です。

以下に、認知症の方の風の作品。一般に、認知症の方々は色々な障害も出てきますが、いまご覧いただいたように作品の中で輝いています。 ここで、私が別の場所で行った「バラのセラピー」をお見せいたします。 白いテーブルの上に、色々な種類と色のバラの花を20本ほど挿し、 アロマオイルを焚いてその部屋をバラ一色にしました。 紙を水で濡らし、それから絵具をたらします。 すると、紙の上に色彩がバーっと広がります。バラの香りの中で、 バラの花の位置を決めます。普通バラを描くときは、まずデッサン をして、アウトラインに沿って輪郭をとり、バラを克明に写し取る 作業をします。

バラ
バラ

この方法は、デッサンを一度も勉強したことがない人でも、素敵なバラが描けるのです。 事前に、「私、バラの絵などとんでもない!」とおっしゃっていた方が「私にバラが描けた!」となり、それが非常な自信になる、前向きになるのです。画面の上に何輪も何輪ものバラを咲かせて、最後に水彩の色鉛筆で、最初に美しいと感じた花の線を書き入れるようにお願いします。スーっと一本入れると、見事なバラの絵画が完成します。

何十年もかけて、アーティストが自分の芸術を創りあげてゆく、その段階を技法によって短くし、かつ自信を持ってもらう、美術の喜びを感じて戴く、そういうことを私たちはしています。これがそうして出来たバラの花です。 これはアクリルダッシュの画面に波を描きました。 波の映像を聞きながら患者さん自身が感じた波を描いたものです。 描いてあるのは、アクリルの板の裏側です。 それをひっくり返して、ベースになる色を決めて、描いたものです。
割り箸ペンで効果的なメリハリをつけました。 この程度なら一時間くらいですから、体力のない方でも出来ます。

波

クラシック音楽を聴きながら波を描くと、小さいときに海辺で拾った貝殻に耳をくっつけて、波の音を聞いた自分が蘇るのです。ビジネスで海外出張して、仕事の合間に地中海の島で、青い空の下、白い波の美しい海岸を散歩した自分。あのときの象牙海岸は・・・・・とかを思い出し、少しの間に仲間ができて、話が盛り上がります。

そうすると、ここのセラピーに来て良かったと思うようになります。患者さんと一緒に、家族の方も参加する場合もあります。10人の患者さんと、10人の家族が同じ作品を作ります。20名くらいのクラスですが、花はもちろん、海が出てきたり、旅の話が出てきたり、そこに一つの楽しい空間が出来上がるのです。 5年前までは世界で活躍していたご主人が、今や一緒に歩くのも恥ずかしいと思っていた家族の方も、ご主人がこんな素晴らしい作品をまだ描けると、患者さんの素晴らしかった時代を取り戻すこができるのです。また、患者さんも、その時代を思い出すことによって、プライドも蘇らせることができるようになります。

患者さんとともに、家族の方もプライドを回復することになるのです。そういうことがあって、楽しいセラピーになります。 この絵は、患者さんが一週間ほど前にアクリル板に描いたものです。モデルのポーズを見て、もっとも気になった部分を書いた作品です。肩や脚の一部が表現されています。

カラダのクロッキー(※クロッキーは早画きという意味)
カラダのクロッキー(※クロッキーは早画きという意味)

これは、布に描いたトマトです。トマトの全体を写生する必要はありません。ヘタが良ければヘタを。お尻がよければお尻を。

トマト
トマト

これはサボテン。春の色を感じる2色を使って下さい・・・・・で、出来た作品。 最初に紙を色で濡らして、黄色と黄緑で春の表情を出し、さーっという風を描きます。 最後にオイルパステルで仕上げをする。私が描いたサボテンに棘がありました。それを赤で描いて周りを見ると、何人かの方が赤を使ってサボテン全体を描いていました。サボテンと棘。棘は指を刺す。痛い。血。それが赤を使っている深層心理でしょうか。

サボテン
サボテン

冒頭に、白い紙に絵を描くことをお願いした際に、「今日の気持ち」を描いてくださいと言いました。「今日の気持ち」は全員異なるはずです。全員違う「今日の気持ち」を作品にするのが臨床美術です。私たちは皆さんに「今日の気持ち」をオイルパステルで描いて貰っています。最初に、オイルパステルを折って2本にします。折ることで、斜めにすれば細い線も描けるし、横にすれば太い線も描くことができる。つまり、それだけ表現が広がる。紙は縦でも横でもかまわない。絵具は指でこすってもいい。何処で描いてもいい。

自分の表現の中に、こうしなければならないという制約はないはずです。 私たちの受けた教育は、「こうしなければならない」でした。学校では教室に作品が貼られて、比べてこっちの人が上手いとか、下手とか、入賞するとか、しないとか、そういう教育を受けてきました。その結果、芸術の学科が嫌いになる人が多いのです。聞くところによると、美大でもこの線は甘いとか、弱いとか、周囲から徹底攻撃があったりするそうです。 小学校では下手という評価は、大変傷ついたりします。

本当は、みんないいモノを持っているのだから、みんながいいモノを表に出して、仲良くやって行けばいいのではないか、と思うのです。しかし、デジタルの世界では差別が起こってきます。 臨床美術協会では、埼玉県の普通(公立)小学校で、臨床美術を子供たちに教えています。その子供たちが、お年寄りに美術を教えるという活動がありました。この学校では、子供たちに落ちこぼれが無くなってきたそうです。何年か続けていくうちに、学校にきても、自分は、勉強は出来ないし、スポーツもダメ、絵も下手、何をやってもダメだし、と言っていた子供が、「なんて素晴らしい絵を描くんだ!」と言われた途端に自信が出てくる。

作品を最後にみんなで公表するのですが、その為には自分が感じたことを文章にまとめなければならない。それが、国語の能力を向上させます。国語の能力が出てくると、今度は算数の文章題ができるようになる。このような連鎖反応で、4年生から始まって6年生までの3年間で、お年寄りに対する言葉遣いができるようになり、嫌いな学科も好きになる。 臨床美術は、いま東京や京都だけではなく、全国的に静かに展開しています。   

終わり

                                           
● お断り ●
講演中に使用致しました患者さんの作品は、講演会場のみ使用可というお約束で患者さんにお借りしたものなので、ここで使いました作品は、プライベート保護のため、全て平山の試作を載せさせていただきました。


【参考文献】
・ 臨床美術          金子健二編(日本地域社会研究所)
・ 芸術療法入門        ジャン・ピエール・クライン(白水社)
・ 脳の中の人生        茂木健一郎(中央公論社)
・ 心を生み出す脳のシステム (NHKブックス)
・ 色と形の深層心理      岩井 寛(NHKブックス)
・ モナ・リザと数学      ビューレント・アータレイ((株)化学同人)
・ かたちと力         ルネユイグ(潮出版社)
・ 脳は美をいかに感じるか   セミール・ゼキ(日本経済新聞社) 他                                         

文責:三上卓治
会場写真撮影:橋本 曜
HTML制作:フィフティワン三浦
アクセシビリティ化編集:和田節子

本文はここまでです




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