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神田雑学大学講演抄録 平成20年3月14日 講座No398

貴 重 な 本 の 宝 庫

〜千代田図書館の魅力〜

―【PART-2】―

講師 菅谷 彰 

千代田図書館ゼネラルマネージャー


目 次

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1.はじめに

2.図書館員泣かせの混然一体の内田嘉吉文庫

3.内田文庫における洋書全体の鳥瞰

4.内田文庫として最も珍しい本といわれる旅行記や冒険書の集積

5.当時の多様な行政資料、特に植民地経営の調査や報告書など

6.当時の日本における政治家の伝記など

7.その他

8.ロングスパンでの蔵書の鳥瞰



1.はじめに

 千代田図書館ゼネラルマネージャーの菅谷です。1月11日に第一回をやりまして、その時は図書館の中でやったものですから、お正月ということで紋付羽織袴でやったのをおぼえていらっしゃる方も多いと思います。今日は2回目です。
画像1.講師菅谷彰(すがやあきら)氏  ゼネラルマネージャー職というのは、図書館の職位としては聞き慣れないポストだと思いますが、千代田図書館はたまたま指定管理者制度と言う新しい制度の流れの中で民間運営をしておりまして、私は民間人でございます。まあ図書館では一番えらいということになっているのだけれど図書の中身は良くわかっていない人とご認識ください。

 前回の講演は図書館の新春トークイベントであり、第一回ということもあり、図書館経営者として図書館の歴史と歴史的な蔵書で千代田図書館の閉架に所蔵された本の幅広い紹介を行いました。

 本日は、場所も変わり勉強の雰囲気が高まったのでビジネスコンサルという私の専門領域に立脚した、内田文庫への感動を中心に話をしたいと思います。

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2.図書館員泣かせの混然一体の内田嘉吉文庫

 私は歴史学者でも、あるいは作家でもありません。また、学問の専門領域も文学歴史系ではなく、化学とビジネスが本業です。その為、ここでする話は、図書館のプロでも無く、学者でもない人間が極めて独断と偏見で語るものとお考えください。しかしこのような講演は普通の教養ある知識人は行わないので、変わった切り口の面白い話になると思ってください。内田文庫は海事関係の蔵書と一般に言われていますが、それだけではない当時の政治やビジネスをやっていく上で必要だった知識教養を網羅的に集めた政治家内田嘉吉個人の文庫であります。

 中には現在古書店市や稀覯本フェアなどで100万円から1000万円近くも値がつくような稀覯本の蔵書もたくさんあります。そして政府関係者しか手に入らない、そして戦前戦後処分されていて当然のような調査資料などの宝庫でもあります。そして洋書が約10000冊、和漢書が4000冊それが混然と一体になっています。もう図書分類学の専門家ではお手上げの対象文庫なのです。ビジネスコンサルとしての私はこの点が実は内田文庫の新たな魅力を語るという点で非常に重要であると考えるのです。

 この講演にむけて、勉強のために最近の明治・大正の歴史の本を読んで感じたのですが、それらの方々が資料としている本、あるいは見ているものが何か違うという感想を持ちました。内田文庫に見慣れ始めると、洋書を含めて充分に読めなくても当時の歴史を肌で感じる気がします。 画像2.講演会場風景

しかし、昨今の新刊書の評論を見たりすると、時代常識が違うというか、事象を一面からだけ見ているような気がして不思議な気がします。作家がその時代の人ではないという感じがしてなりません。そこで、変に思って参考文献を見ると、圧倒的に日本語の文献から考えをまとめているのですね。私が感じる違和感はそのような点から出てきていると思われます。作家が現代の日本の観点を機軸に構想をまとめ、その検証を日本語文献から行い、そのときの世界情勢からかけ離れた論議をしていると感じてなりません。

 内田文庫を見ると、当時の資料で政治に役立つ資料は圧倒的に外国語で書かれています。国内の知識が大幅に遅れていた時代において、当時の優れた政治家は、洋書を直接読み情報をとり日常の政治活動に生かしていたのです。世界の実情に肌で触れ、日本をリードしていた感じがします。内田文庫は趣味のコレクションでも無く、また学問研究のコレクションでもありません。当時の官僚・政治家が国際情勢に対応するために必要と感じられる書籍を積極的に求めた結果が一万冊を超える蔵書になったものと考えられます。

 日本の多くの著名な文庫は、ラフカディオ・ハーンの文庫に見られるように作家がその思想形成過程で集めた本で形成され、その意味で有意義と感じられますが、この内田文庫はどちらかというと実用書の塊で、歴史学者や文学者に取って面白いといえるかどうかは疑問だと感じています。研究のための専門書というより、政治における極めて幅広い教養書の集積だからです。

 この結果内田文庫の価値は系統だっているというような視点で見ると全然そういうものではありません。分類も現在の分類概念とは異なり、普通の図書館に並べられる状況にはなっていないものです。 内田文庫の蔵書構成は、国立国会図書館などの専門家や歴史研究者である専門家が見るより、ビジネスマンである私のようなものが産業政策的視点で見るのに極めて面白いというのが率直な感想です。その意味では区立図書館に相応しい蔵書なのかもしれません。

 内田文庫の全体約14000冊は冊子体の目録があるのみで、そのうち約600冊だけをインターネット上で公開しています。それは大航海時代を中心にした稀覯書だけを公開しているので、その外の資料にはこういうものを公開していいのかというのも一寸悩ましいものがあります。分かっていただける方にしか見せようがないという現実もあります。政府の資料などは特にそうですね。

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3.内田文庫における洋書全体の鳥瞰

 残念ながら内田文庫を巡る旅はまだ始まったばかりです。更に私も本職が忙しく、時折しか触れることが出来ません。このため、ほんの一部を垣間見た景色として語らせてもらいます。

 内田文庫は1880年ごろから1930年ごろにかけて集められた本で内田嘉吉氏が台湾総督にまで登りつめた台湾統治時代や、貴族院議員、逓信次官、沖電気の顧問などの職責に関係したその後の時代の政治関連の書籍を集めたものです。

 コレクターとして集められた本の集積ではないため、岩波文庫の原点ともなったと言われているレクラム文庫なども大量に入っており、貴重書だけを集めたものではありません。
 しかし、現実の国際政治や植民地行政を行うためには、外国語の本を読むのは必須であったと考えられ、実に多種類の言語の本があります。特に英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語の本は国際政治の直面する相手として沢山あります。

 特に欧米に追いつくのを国策としていた時代ですから、参考になりそうなものは幅広く収集しています。思想的な面でも一方に偏ることなく、マルクスもレーニンもヒットラーもリンカーンもあります。
    画像3.アブラハムリンカーン他の政治家伝記本
 同様に時代的にも幅広く、欧米がアジアとの関係を強化し始めた大航海時代から帝国主義華やかな当時までの長期間の集積を図っています。行政資料、技術資料、民俗資料など広範なものが含まれています。

アブラハムリンカーン他の政治家伝記

 この広範さは、外交官特有の幅広さかもしれません。東京大学には将来の外交官コースとして4年制の教養学部が存在しますが、この蔵書構成の広さは、その考えにあったものです。そして、海外統治という今の日本には無い業務の担当としては、この教養の広さは切実なニーズであったものと思われます。

 このような謙虚に世界を世界の言葉で学ぼうとしていた教養人が昭和以降の政治家や軍人たちにいたならば、多くの人がこういう洋書に直接触れていたら、あの英米との戦争は起こらなかったような気がします。
 しかし、今から考えると当時は、洋書というものがほんの一握りの人が接するのもので、戦争を推進した多くの人は、このようなものに触れる事が無かったのではないでしょうか。
 内田文庫に触れて、初めて知ったのですが、洋書を見る面白さは、単に内容を原書で読むだけの面白さではありません。時代により、製本も違うし、紙質も違うし、また内容レベルも異なります。特に古い本は、金持ちしか持たなかった時代の本で、装丁の立派さなどが眼を引きます。

 一方で今の時代ほど、書籍の出版が無かった時代なので、内容的に重厚な本が多く、実際に重量の大きい本も沢山あります。挿絵なども立派なものが多く、当時の様子がわかるのは貴重です。
 組織の権力より、ヒト個人の特性に大きく依存した時代なので、政治家個人の伝記等が幅広く所蔵されています。洋書で見る人物像は、特に有名な人のものしか出版されていない現代の翻訳本と違って、知らない海外の政治家について幅広い知見が得られます。特に、海外赴任などの際の教養アップには、非常に役立つと感じます。

 この時代の勉強は全て洋書というのを父に教わりました。また、いま公開中の映画“母べえ”の中で、吉永小百合演ずるお母さんのご主人の大学教授が獄中でも洋書を差し入れされて読んでいたのが印象的でした。
 アメリカ大統領なども私たちはほんの一部しか知りませんが、洋書では、多くの大統領を収録した伝記のセットが見られ、当時の人が如何に、海外の政治家に対する教養の確保を考えていたかを痛切に感じます。

 この写真を見てください。こういうアメリカの有名な政治家の伝記が何十冊も揃って集められています。私どもが聞いたことも無いような大統領や政治家の伝記が入っています。内田さんはこういうアメリカの独立戦争の時代から現代に至るまでの政治家たちの伝記を読みアメリカの歴史を眺めていたものとおもわれます。1880年頃から1930年頃にかけての本を集めているわけです。

画像4.アメリカ合衆国大統領伝記本  これら海外の政治家の伝記は、当時の先進国から中国、東南アジアに及び当然ながらロシアなども含まれています。外交交渉をするのに、こういう知識が必要で、それで買い求め読まれていたのだと思います。

 今日はそういう混然とした内田嘉吉文庫の中でのトピックスもお話したいと思います。
   アメリカ合衆国大統領伝記

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4.内田文庫として最も珍しい本といわれる旅行記や冒険書の集積

 植民地時代のスタートは西洋の冒険者達の冒険です。これらの書籍は台湾統治を始めとする植民地行政を考える上で原点となるものとして、内田文庫の全体の流れを見る上で重要です。コロンブスやバスコダガマなどの冒険書は、特に古い時代は、次の冒険への手引きであり、今の時代の人が冒険物語と考えることとは大いに異なるのを感じます。実際に航海に出る船長などは、地図と同様な手引きとして、実用書として船長室などに置いて利用していたことが感じられます。宝物のヒント、手がかりを基に、新大陸や、あるいは新しい商売のルートを必死で探していたのでしょう。

画像5.コロンブスの航海記  そして、国を富ませるために、出版界や、国家がそれを後押ししていた様子が感じられます。

 コロンブスもアメリカを発見したと言うことで有名になりますが、こういう本の中では実態はかなりひどい詐欺師的人物に描かれており必ずしも成功者とはいえません。かれは4回の航海をしていますが、それが全てこの 叢書に入っています。
    コロンブスの航海記

 これがバスコダガマのことを書いたハクルート蔵書です。かれは幸せな成功者の1人といえるでしょう。詳細な海路図が収録されています。

画像6.バスコダガマ航海記 画像7.オーストラリアのないバスコダガマ海路地図

 バスコダガマ航海記と、オーストラリアのないバスコダガマ海路地図

 大航海時代の航海記叢書の名前として有名なリチャード・ハクルートは16世紀のイギリスの人で、エリザベス一世の時代の人です。イギリスがスペインに追いつくために頑張った時代に、世界への冒険談をまとめ、海外進出の基盤を作った人です。このハクルートを記念して、19世紀にハクルート協会が設立され、特異な旅行記を網羅し発刊しました。内田文庫にはこの協会の冒険シリーズの第一シリーズ1847年からの約100冊が収蔵されています。

 冒険者が最後まで幸せな人生を送ったと言うケースは珍しいのです。大半は冒険の途中で、当時でいう土人に殺されている。これらの本は夢を売る冒険物語ではなくて、ことの顛末がちゃんと見ることができる資料なのです。通説だけでなく実際に何を発見し、どんな悪いこともし、何が美味しくて、ということが書いてあるのです。

 ほとんどの冒険者が途中で殺されたりする中で、海賊のフランシスドレークが、イギリスで貴族になり、幸せな晩年を得るのは、とても面白い感じがします。サー・フランシスドレークはスペイン相手の海賊の出ながら、イギリスがスペインの無敵艦隊を破った海戦では、副官を務め、イギリスの英雄になりました。

画像8.サー・フランシスドレーク 今月封切りの映画“エリザベス・ゴールデンエイジ”を見てきました。フランシスドレークの出番もありました。ウオルターローリーも沢山出てきました。皆海賊出身ですね。ウオルターローリーはアメリカバージニア州の命名者ですね。

サー・フランシスドレーク像

 南米のガイアナ探検の話がハクルートには収蔵されています。スペインの栄光、イギリスの台頭、ドラマチックな時代であり、あるいは極めて野蛮な時代であったのでしょう。同時に植民地経営というものが大きく変化してきた時代の足跡も感じられます。こういう過去の植民地化の過程を、当時遅れて植民地経営に乗り出した日本の政治家が勉強していたのでしょうね。

 内田文庫はハクルート以外にも多様な航海記や海外から見た日本が集められています。同時に古地図の収集にも貴重なものがあり、本日ここに一部を紹介します。
 地図に世界の全部が載っていない地図です。オセアニアと南極はまだ発見されていないので乗っていない地図です。年とともに世界地図がこのように変化してゆくのを見られるのは、感動的であるとともに、こういうわけの分からない世界に船を出していく冒険者たちの執念というものも大いに感じます。

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5.当時の多様な行政資料、特に植民地経営の調査や報告書など

 ここに別の書棚を写しますがこれらは典型的な行政資料で、一般の人の目に触れることを意識していない様子が感じられます。多様な資料が所蔵されていますが、政府内の限定的資料らしいものが多く見られます。これらなどは、戦後廃棄されたり、接収されたりする可能性の高い資料という感じもしますが、時期的に太平洋戦争前の資料であるため、難を逃れた感じがします。また、公共図書館に所蔵された点も難を逃れられた要因と感じます。
 これは米国の対支経済の発展という調査資料です。外務省通商局とあります。「こんな資料がここにあるのか」と感じるような行政資料がたくさんあります。僕が思うには、清国事情とか山東半島の状況について、日本が統治をやろうとしていた時代に、一生懸命調べて統治をしていたことが分かります。
画像9.調査資料米国の対支経済の発展画像10.清国事情など当時の中国事情の本

 調査資料米国の対支経済の発展  清国事情など当時の中国事情の本

画像11.衆議院議員選挙法調査資料など  これなんかは衆議院議員選挙法調査資料とありますが、今では当たり前のこういう法律や仕組みを、明治から大正昭和にかけての時代は海外の状況などを調べ作っている時代なのです。そういった資料が沢山残っています。これを見ると日本語と外国語が同じ分類の中に並んでいますよね。それは言葉を苦にしない人から見ると当たり前なのでしょうが、一般的な日本の公共図書館分類では考えにくいですね。
 衆議院議員選挙法調査資料など

    これはフィリピンの歴史書です。ずいぶん沢山の巻数があります。フィリピンでの大日本史みたいなものでしょう、全巻そろえています。台湾を統治しているわけですから、その先はフィリピンです。そこの古い歴史資料を集め勉強がされていた証拠ですね。
画像12.台湾蕃族図譜
 台湾蕃族の資料などは、決して今では見られない資料と感じられ、一方でその時代は、それほど昔ではないという現実が時代の変化の速さを感じます。政治資料の点でも、民俗資料という点でも、挿絵や写真などがあり、一部は文化遺産にまでなるかもしれないと感じるような書籍です。まだ首狩風習が残っていたころの記録ですね。
       台湾蕃族図譜

 南満州鉄道の歴史が単に、鉄道の歴史を語るものではないように、国際事業、海外事業の経緯を考える上では、非常に興味深い資料なのです。彼らが産業を起すこと医療制度を整えることなどを柱に統治に入っていったことが分かります。もう少し時間がたって、過去の歴史を中国も朝鮮の方々がもっと平静な気持ちで振り返るような時代になったら、貴重な資料になるであろうと思われ、きちんと保存していかなくてはならないと思います。

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6.当時の日本における政治家の伝記など

 内田文庫には明治の大物の政治家や幅広い人材の伝記があります。産業人や学者、軍人などもいます。ここにお見せするのは、その書棚の一部です。日本の植民地経営時代の政治家の伝記なども豊富に所蔵されており、その一端を披露します。薩長を中心とする明治の元勲から、皇室の関係、そして大正から昭和にかけての大物政治家が並んでいます。シリーズとして刊行されたものに混じり、多分野の有名人も幅広く集めているのが判ります。

画像13.大久保利通傳 現代との大きな相違は、西郷隆盛や坂本竜馬ではなく、やはり皇室、貴族、政治家、実業家などの資料が多いのと、軍人の資料が多いことが時代を表しています。特に大久保利通などの伝記は上・中下巻まであり、大部な伝記となっています。この時代は産業が急速に勃興した時代でもあります。産業人の履歴、技術進歩の履歴がたくまずして沢山資料として保存されています。
       大久保利通傳

 また皇室に関する資料も、ああいう時代ですからあります。例えば私どもは期間が短かったこともあり、大正天皇の資料というものを見る機会が無いような気がします。ここに、「大正の帝国」という資料があります。私たちがあまり見たことがない大正天皇の色々な写真などを見ることが出来ます。出版が盛んになり始めた時代のせいもあり、しっかりした編集が感じられます。

7.その他

 実用書ばかりではありません。楽しみに読んだと思われる、レクラム文庫と言う本の揃いがあります。ちいさな文庫本サイズの本で岩波文庫の元本と言われています。そういう趣味の本も混在しています。決して貴重書ばかり集めたわけではないのです。内田さんは晩年少年団というボーイスカウトの前身の会などの副委員長もしていましたので、ボーイスカウトの教義であるとかジャンボリーに行った記録であるとか、きわめて生活に関連した資料なども入っています。

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8.ロングスパンでの蔵書の鳥瞰

 普段、私どもが本を見るのは、街の書店では最新刊の並んだものです。図書館でも、新しい本が好まれ、10年程度の本の揃えを見る程度で、古い図書館でも30年ぐらいです。しかし、ドストエフスキーの“カラマーゾフの兄弟”が人気になり、岩波文庫の初期の本が復刻される時代であり、違った観点での蔵書構成の図書館が生まれても良いと思います。

 千代田図書館は、本日説明したような書籍を使い100年蔵書閲覧というのを計画していますが、同一テーマを100年スパンで揃えられる図書館は都内でほとんど無いと考えられます。内田文庫の蔵書の一部や駿河台図書館時代の本などの並列展示で、政治や技術のテーマ毎に蔵書を並べることでよい意味で温故知新を実現したいと考えています。

 この意図は、国際政治などにおいて、国家としてのグランドストラテジーや深い国際理解が求められる情勢の中で、利用者の創造性の喚起や意識の転換をサポートするためのものです。
 今日はこの辺で終わりたいと思います。皆様が千代田図書館のこのような姿勢にご賛同いただけましたら大変ありがたく、また関心をお持ちの方は是非千代田図書館サポーターズクラブへの参加もお薦めしたいと思います。(拍手)

終わり
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文責:臼井 良雄
会場写真撮影:橋本 曜 HTML制作:大野 令治

本文はここまでです


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