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神田雑学大学 平成20年7月25日 講座No417


子供たちに負の遺産を残すな


講師 株式会社 万 力 
 
 代表取締役社長 渡部 昌大


 
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講師プロフィール

はじめに

廃棄物と水銀について

産業廃棄物処理の実態

私どものやっている
水銀含有廃棄物処理の概要

関連キーワードの説明

食物連鎖と生物濃縮

奈良の大仏と水銀公害

水銀の用途

無機水銀の有機水銀化

1992年乾電池の水銀がゼロに

地球環境保整合
・暗渠処理・明渠処理

蛍光管から水銀を回収する
設備を持てば中間処理業を認可

乾電池・蛍光管の処理フロー

適正処理と適法処理

収集・運搬時の環境安全確保

私たちの挑戦
蛍光管水銀資源回収費用の低減化




渡部昌大さんの顔

講師プロフィール

北海道山越郡長万部町に生まれる。小学生の時、北海道磯谷郡蘭越村へ疎開。

昭和47年: "地球環境保整合"を旗幟に「株式会社万力」を創業す。 試薬品・実験廃液処理を中心に活動を開始す。今後は、レアメタル   Rare metal等、重金属類の国内貯蔵推進を子、孫達の世代への布施と捉え、国にお願いする努力を積み重ねたい。

昭和60年:蛍光管を型(Model)にReduce、Reuse、Recycleを提案して営業開始した。 平成15年:『バンリキ・リサイクル仙台』で100%資源リサイクルの為、蛍光管中間処理業開始、 継続して現在に至る。

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1.はじめに

私は、「使用済み蛍光灯・乾電池」、廃棄薬品等々の産業廃棄物の処理業を営んでいます。 ご興味のある方はhttp://www.banriki.com/を見てください。また私のブログもご笑覧下さい。  http://blog.goo.ne.jp/banrikiです。

あまり水銀が怖いぞ怖いぞとばかり言っていても能がありませんので、今日は、産業廃棄物をきちんと処理するMeritをお話ししたいと思います。 私が産業廃棄物処理業界に始めて参入した昭和44年当時から、業界は、今日で言う、産業廃棄物をゴミとして扱っていました。私は、これをゴミではなくて日本のような資源の乏しい国にとって、最高の恵みであると考えていましたので、貴重な資源獲得の機会と捉えました。

昭和45年以降、国の指針はあくまでもゴミ処理問題でしたから、国が勧める「遵法」(Compliancce)という言葉(国の法律を守りなさい)も、国の法律そのものも、ゴミ処理と言う考えに立っていて、貴重な有用資源を確保するという立場をとっていませんでした。今日まで以上の様な考え方で、 株式会社 万  力 という会社を経営して参りました。

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2.廃棄物と水銀について

蛍光管には水銀が入っています。蛍光灯をきちんと廃棄資源として取り扱うとき、環境を庇った水銀資源回収・再使用と言う問題は避けて通れません。 水銀は、昔から日本人にとっては薬だったのです。魔よけに使ったりもしました。

しかし、水銀は毒物です。自然界には無機水銀と有機水銀が存在しております。水銀は金属であり液体でもあるという特徴があり、従来、電気の接点など、放電による変形欠落が、問題となる部位の部材に使用されました。 又、水銀の毒性を利用して、各種殺菌剤にも利用されました。

現在では鉛や水銀は使用しないほうが良いのだという考えが主流ですが、いかがなものでしょうか?貴重な国内産出資源及び輸入資源を国家が、きっちり管理して国富の節約に貢献して頂きたいと思います。

水銀は非常に悪いイメージばかり表に出て、マグロを食べ過ぎてはいけないとか、水俣病の問題とか色々あるんですが、これは水だって塩だって使い方を間違えば命にかかわりますので、水銀が悪いのではなく、人間の使い方、始末の仕方が悪かったんだと思っています。

講演を熱心に聴いている受講生 過去にも水銀をめぐっては大きな事件があったようです。東大寺の大仏は金鍍金(きんめっき)されていました。水銀と金を混ぜると粘土状のアマルガム(amalgam)に変わります。それを大仏に塗って水銀を蒸発させると金鍍金が出来上るのです。仏像など黄金色に光っていたものは、水銀のおかげで鍍金が施されていたのです。

ところが水銀の毒性によって当時大問題が起きたらしいのです。 奈良の都が遷都されたのは、この水銀毒害のせいではなかったかという説があります。水俣病もそうなんですが水銀を企業が垂れ流した結果悲惨な水銀中毒が発生しました。

しかし日本では昔から仏教の三時の思想(先祖や親が悪いことをすると子供や子孫に報いがあってひどい目にあうと言われてきました。)の影響で、水銀中毒になった奈良の人や水俣の人達は、被害を奇病ととらえ、みんなまわりに中毒の事実を隠したのです。ご先祖様が悪かったんだ言うことになりますからね。

だからなかなか表に出にくくって、被害にあった人は二重にも三重にも苦しんだのです。今時そんなことを言う人はいないと思いますが一寸前までは一般的な日本人の普通の考え方だったようです。

私が蛍光管の回収を国内で初めて開始したのは、昭和60年でした。当時は、蛍光管をバリバリ割ってパッカー車へ積込んでいました。何でそういうことが出来るのかというと、国の法律がその行為を認めていたからです。安定型埋立処分場で埋立処分が出来ました。

現在、一番しっかりした国で認めている処分方法がセメント固化法です。セメントと廃棄物のみをこね混ぜ固める方法です。水銀だろうが砒素だろうがクロムだろうがみんなOKです。『セメント固化法』は『コンクリート固化法』という言い方もされているのですが、これはとんでもない間違いです。コンクリートというのはセメントに砂利、小石、等のいわゆる、骨材を入れて丈夫な物体に固めたのがコンクリートです。

セメント固化は単にセメントと廃棄物だけを捏ね混ぜて固めているだけなのです。法律では、1方向からの圧縮強度が、10s/cm2あれば良いと言う事になっていますが、ぴんと来ないと思います。スコップを強く突き刺せば割れる程度の強度です。

水銀だろうが砒素だろうがシアンだろうが六価クロムだろうが、内部の廃棄物の染み出しが、一定時間、法規制値以下ならば、埋め立てても良いのです。 セメントと廃棄資源を混ぜることのもうひとつのマイナス面は貴重な資源をセメントまみれにすることで、資源の回収効率を著しく低下させる事です。 レアメタル(Rare metal)等混入『廃棄資源』は国が厳重に管理して、後生の賢い子孫が、日本国のために使えるようにして戴きたいとかねてから愚慮しております。

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3.産業廃棄物処理の実態

産業廃棄物を処理する人は許可が必要なんです。まず県の許可が必要です。県別に政令指定都市別に許可が必要になるのです。 埼玉県なら、埼玉県、川越市、さいたま市と3種類の許可証が発行されます。その次に『特別管理産業廃棄物』というジャンルと普通の『産業廃棄物』というジャンルでそれぞれ規制物質ごとにそれぞれの許可を取らなくてはなりません。

この許可の取得条件は、厳格且つ困難です。幸い 株式会社 万  力 は、殆どの許可項目を認めて頂いております。私共業者は、認可されていない種類の廃棄物の取り扱いを禁じられています。例えば、廃油という許可申請物質があります。産業廃棄物の廃油はこの許可がないと取り扱えません。

ところが産業廃棄物でない特別管理産業廃棄物にも廃油という項目があります。これは引火性の強い灯油とか軽油などの廃油です。 そのほか、別の許可を取らなくてはいけない廃油があります。これは有害物を含んだ廃油です。例えばトリクロロエチレンなどの塩素系溶剤やベンゼンなどを含む廃油です。

ですから産業廃棄物の許可だけをとっていてもあと二つ特別管理産業廃棄物の廃油の許可を取らないと廃油全てを扱うことが出来ないのです。 逆に、特別管理産業廃棄物の許可のみで産業廃棄物の廃油を扱うことはできません。 一般の人には中々分らないですよね。こういう複雑な世界なのです。 そして5年ごとにお金を払って、再び許可申請を求められます。そういう厳しい事業環境です。

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4.私どもが取り扱って水銀含有廃棄物処理の概要

下に私どもが取り扱っている使用済み蛍光灯・水銀灯・乾電池・バッテリー類の流れ図(運搬物の流れ)を入れました。 排出事業者から廃棄物をお引受けし、収集・運搬をする『収集・運搬事業者』がいます。 収集・運搬事業者から廃棄物を受け取って中間処理をする事業者がいます。

画像をクリックすると大きく見えます

使用済み蛍光灯 乾電池の流れ図(運搬物の流れ)

セメント固化する者とか、資源回収を推進する者とか色々な『中間処理業者』です。 その後『最終処分業者』(埋立業者)へと三事業者の扱いに分かれています。 詳しくは http://www.banriki.com/をインターネットを開き、「廃蛍光管等処分お預かりの条件」、「使用済み乾電池と蛍光灯のリサイクル図」、「水銀の回収と再生へ」をClickして戴き、ご覧になってください。

お客様は、少しでも安くしたいと、ルートを中抜きして最終処分場の埋立地に直接持っていって欲しいという方がいます。私は、無意味で危険な行為であると反対致します。それをやるとなにをどのような方法で処理したか、または処理しなかったかが分らなくなる。即ち、「不法処理の温床である暗渠処理」になりがちです。体験上そうでした。

抑(そもそ)も、収集・運搬業者は収集・運搬料金で生業(なりわい)してますし、中間処理業者は中間処理料金で生業してます。埋立て者は、埋立料金で生業してますから値段は直接やっても変わらないのです。「不法処理は、他人の目が届かない処で発生仕勝ち」です。排出者の皆様は、子と孫達の明日の為、事の重要性を強くご理解下さい。お願い致します。

蛍光管の処理で一番大事なのは右の円グラフに示されたガラスと水銀の処理です。 92%がガラスです。これはボリュームとし 重要な位置を占めています。 それから毒物としては水銀が重要です。 水銀は40ワットの蛍光管一本に約10mg入っています。量としては微々たるものです。私はこの2つのリサイクルが重要と思ったのです。

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 使用済み蛍光灯の構成成分例の図 鉄、ニッケル、アルミは売れます。但しみんなこれ等は、水銀まみれになっています。 この水銀を正しく処理できるところは北海道にしかないのです。 そして出てきた大量のガラスを処理して再利用できるところも北海道だけなのです。 なぜかというと北海道以外ではこれだけ大量に集まったガラスを処理しても売れ先がないのです。

ここでリサイクルされたガラスは現在全部断熱材として利用されています。ところがガラスで作った断熱材を東京とか九州で使いますとガラスが冷たい為、室内外の温度差が原因で、多量の露を結ぶのです。


水滴を保持した断熱材は、重量が増し、留め釘からずり落ち、断熱材の欠落を生じます。それ故、ガラスウール(Glass wool)を建築用断熱材として採用できる地域は、空気の乾燥したところ、北海道が最適なのです。

ですからいくら埼玉の方で安く蛍光管を処理しますと言っても、ガラスをきちんと処理しようと思えば蛍光管ないしガラス屑は、北海道へ持っていかざるを得ないのです。 昭和60年、私が蛍光管リサイクルを始めてから、神奈川でも埼玉でも九州でも一斉に蛍光管のリサイクルが始まりましたが、結局ガラスの持って行き場がないのです。

精製・販売ルート(Route)を持たない回収水銀(粗水銀)は、結局大気へ放出せざるを得ないでしょう。落下水銀を微生物が無機水銀を有機水銀に変えてしまうでしょう。 水銀は先ほど言ったように液体でありなおかつ金属です。ですから常温で一定の圧力を持ち外へ出ようとしている金属なのです。水銀をセメントで固めても水銀の流出を抑えきるのは難しいのです。時間とともに流出してしまうと思います。

今日迄、セメント固化廃棄物、埋立処理物の堀上分析結果が発表されていません。 その為、上記のような推定記述になります。国家が処分物の経年変化を発表すべきです。 水銀は千分の5mg/gが許容濃度(怒限度)です。土中の微生物は容易に無機水銀を有機水銀に変えると言われています。有機水銀の許容濃度(怒限度)は、ゼロです。困った事に、セメント固化した無機水銀が経年変化で有機水銀に変わっても規制する法律が無いのです。(笑い)

「多量蛍光管処理時、回収効率を問われない、多量粗水銀回収行為の結果の果てに不安を感じます。」 Reduce、Reuse、Recycleなる国の環境問題教育標語、the three R’s、の精神に、馴染まないからです。遵法のセメント固化で安全、安心に埋立てていると断言されても有機水銀化の危機感を振り拭えません。

私には子供も孫もいます。その『子や孫を有機水銀ごときで死なせてたまるか』と思って居ます。私が蛍光管リサイクルを始めた当時に比べ、今日、蛍光管リサイクルに関わる周りの対応は、国の予算不足が叫ばれた年度を契機に事態は、悪化しております。 では、レジメ(要約)の順番に従って要点を話してゆきましょう。

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5.関連キーワードの説明

(1)食物連鎖と生物濃縮

2005年8月18日に朝日新聞に載ったんですが妊婦さんはマグロを食べないほうがいいですよという記事がありました。これは厚生省が発表したのです。どのくらい食べたら危ないかという基準は不明でした。

(2)奈良の大仏と水銀公害

先ほど奈良の大仏に金メッキしたことが当時の奈良の人達を苦しめたと言う話しをしました。 東大寺の中に地獄絵というのがあるそうです。人が苦しんでいる絵が載っているそうです。 これは悪いことをした人は地獄に落ちてこうなりますよという絵だと思っていたし、後世の日本人はみなそういう目で見ていたと思うのです。

そうではなくて当時水銀で苦しんでいた人を描いたものだという学者がいます。 当時使った水銀は約2トンです。これは無機水銀です。 2トンの無機水銀で奈良を遷都しなければならないほど住民が苦しんだ事になります。 40h蛍光灯を10億本割りますと、およそ10トンの水銀が出ます。水銀が、消えることはありません。足し算で増えていきますから10億本積算されるのは時間の問題です。

(3)水銀の用途

5年ぐらい前まで水銀を使った製品は身の回りにありました。テレビにもパソコンにも朱肉にも漆にも電子部品の接点にも乾電池にも水平計にも使われてきました。毒性をうまく利用したのが、目薬やマーキュロクロムで、目薬なんかも数年前まで使われていました。赤チンなんかも私にとっては、いい薬でした。

(4)無機水銀の有機水銀化

河とか海の魚、微生物で容易に水銀が有機水銀に変わるということが分ってきました。体の中に有機水銀がどのくらい許容されるのかと言いますと、これは保健所等へ行くと髪の毛を取って計ってくれるようですが、妊婦で2.75ppm以下、一般成人女子で5ppm以下とされています。

(5)1992年乾電池の水銀がゼロに

1992年乾電池の水銀がゼロに成りましたと言うことが大々的に発表されました。 ところが現在も乾電池には水銀が入っているのです。 たしかに日本は水銀を使わなくなりました。ゼロ水銀にしたのです。

日本で作っている乾電池には水銀は入っていませんが、他国からの輸入マンガン乾電池は水銀入りです。その上、マンガンは、水溶性で、無機水銀同様毒性が強く、井戸水等に接すると命に関わる毒入り飲用水に変じる危険な物質です。

(6)地球環境保整合・暗渠処理・明渠処理

『地球環境保整合』は、当社の『創業の基(もとい)』です。旗幟(きし)に公害ではなくて環境と表現したのが私の念(おも)いです。公害は皆と私の所為(せい)、環境は私だけの所為と理解したからです。

安価処理を期待して、「排出者」が「収集・運搬業者」を中抜きして直接「中間処理業者」や「埋め立て処理業者」に処理委託させた結果Meritが生じたと言うのなら、暗渠処理効果による手抜き処理が行われたと考えられます。なぜなら価格に合った都合の良い処理が出来るからです。収集・運搬業者、中間処理業者、最終処理業者が専門化して努力を続けている現状では、部門を分け合った切磋琢磨の効率UPがコスト低減且つ適正処理に繋がります。

多種多様な産業廃棄物全てを処理できる処分場等はありません。私達は、かような処理が得意だけれど、これは出来ないと言うのが現実です。排出者の為、適正処理設備の確かな目利こそ 株式会社 万  力 の役目です。明渠処理こそが安価で、確かな、適正処理に繋がるものと確信しております。

(7)蛍光管から水銀を回収する設備を持てば中間処理業を認可

株式会社 万力は、本社の存在する埼玉県で廃蛍光管中間処理業者の許可申請を諦め、申請を取り止めました。取り止めざるを得なかったからです。

県は、蛍光管中間処理業者の許可認定条件に粗水銀回収設備の設置を義務化しましたが、精製装置以降の諸施設の設置は不要である事を知りませんでした。粗水銀回収設備、粗水銀精製装置、精製水銀回収装置、地域住民の承認取得、水銀商品の販路等々を当然と理解した時、蛍光管の資源リサイクル施設への設備投資は、到底投資資金回収が不可能と判断出来ました。

真面目に考え、中間処理施設申請を諦めざるを得ませんでした。 結局、弊社は、仙台で、蛍光管の中間処理を申請、取得致しました。

(8)乾電池・蛍光管の処理フロー

イメージとして下の工程図を見てください。

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使用済み乾電池と蛍光灯のリサイクル図

まず乾電池とか蛍光管を割ったものを焙焼炉にいれます。 これは金属を出来るだけ金属の性質にあった低い温度で蒸発させるんです。なぜ低い温度でするかというと高温度で焼くと酸化する可能性が高いのです。 焙焼という意味は辞書によると豆を炒るように焙(あぶ)る事を言うのだそうです。

多段式焙焼炉というのはガラスなどがひっくり返って蓋をした状態になっていると水銀が抜け出せませんから、割ったガラスが上向きになるように、重ならないようにするのが多段式焙焼炉です。この焙焼炉から出てきた水銀蒸気は特殊な物質で出来た冷却機で凝縮され液体の水銀になります。そしてガラスは全部ガラスウールの工場に持って行きますが、この工場も北海道にあります。

それからアルミはアルミメーカーへ亜鉛は亜鉛メーカーに行きます。マンガンはソフトフェライト製品に出ていましたが今はブラウン管式テレビが出ないのであまりニーズがなくなり、現在は、肥料に利用しているそうです。

(9)適正処理と適法処理

廃棄物の処理には適正処理と適法処理があると思うのです。 弊社は、適正処理を継続中の処理企業を求め、タイアップして参りました。適正処理とは、科学の道理を踏んだ正しい方法で廃棄物を処理する事と心得ます。 適正処理をくずす障害の一つは、「入札」です。国の入札は理屈なしで安いほうに流れます。

必要コストを省いた適法処理者が元気に仕事を継続できる理屈です。 暗渠処理が入札常勝処理業者の温床と親切に囁く方がいます。ご意見を拝聴し、法律を遵守した安価処理法を研究して企業の発展を考える時期なのでしょう。私も「お金様信仰」が大切な時代に迎合した強かな経営戦略を研究すべきなのでしょう。難しい時代に直面し沈思黙考中。

(10)収集・運搬時の環境安全確保

講演をされている渡部昌大さん わたしは偉そうなことばかりしゃべって参りましたが、私が自慢できるのはこれです。弊社はほとんどの廃棄物を収集・運搬しております。収集・運搬時に「事故時の適正な対応処置」の学習を社員に求めて勉強を続けております。多種類への対応は困難な為、収集運搬時、自動車事故に遭遇しても、廃棄物がこぼれ難い様に工夫いたしました。

昭和47年創業当時から、全ての廃棄物をドラム缶等それぞれ適応容器に入れて収集・運搬を継続しています。環境に、周りの皆様に、ご迷惑をお掛けしない為でした。くさいものに蓋ではないが、臭いも出さないように工夫して参りました。

それと運転者や助手が、まさかの時にうろたえずに、正しい判断及び行動を取れるように工夫いたしました。それは、『手製のイエローカード』を作り常時携帯させました。事故があったときこれを警察、消防、お医者さんに見せなさいと言って当時から運転手に手渡しました。今日でも運転者の要求等々を考慮して要求に応じて手渡しています。

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5.私たちの挑戦 蛍光管水銀資源回収費用の低減化

北海道まで蛍光管を運びますからコストが嵩みます。そこで、安い埋立処理業者に打ち勝つ為の工夫をご提案しております。蛍光灯の後ろに反射板がついています。 むき出しの反射板の反射効率低下が以外に早く現れ発光効果が落ちて参ります。 蛍光灯は静電気を出しますから汚れを引き寄せ、反射板を早々に曇らしてしまいます。

光の反射率は、悪条件が重なると、以外に早く落ちてしまいます。それで、お薦めしている反射体は袋になっていて、反射体の中に汚れが入りにくい構造及び工夫がされていて、反射率も従来のものよりかなりいいです。袋状反射体を利用すると光量を47%増量出来るのです。

3波長の明るい蛍光管との併用で、8割増しの明るさになりますから、およそ半分の蛍光灯で今まで同様の明るさを担保出来ます。又最近安定器を改良して、同じh数で倍の明るさを持った蛍光灯が出て参りました。

袋状反射体を併用いたしますと同じ明るさを1/4程度の電気代で補うことが出来ます。条件によって多少変わることも考えられますので、立ち会います。重量が半分の蛍光灯も商品化されました。未だ価格が高く経済メリットが少ないのですが、応援したい商品です。株式会社 万力が、取り扱い中です。お問い合わせ下さい。

『電気料金が半分になった時点で蛍光管の処分経費を節約電気料金が大きく上廻ります。袋状反射体+安定器改良器具+重量半分蛍光管=1/8です。』 このMeritをご採用下さい。蛍光管処分共々、株式会社万力へご下命下さい。 下記に電気料金の計算例の一部を掲載いたしました。 ¥12/KwHで計算いたしましたが、現在は、¥18/KwH以上の電気料金でしょうか? それぞれの料金をお調べの上計算してください。

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電気料金の計算例

この計算で、つい、ずるしたところは、コンビニエンスストアー(Convenience store)を例に算出した事です。コンビニエンスストアーは24時間営業なので効果が出やすいからです。 \1,414/本・年×3年=\4,242/3年 節約できます。これは電気代12円で計算していますが、現在は電気代が高騰しています。安いところでも、18円以上になっていますから節電効果は高く新設設備への回収効果はだ余裕がある数字と言えます。

そうするとうちで割る蛍光管の料金が一本100円(引取料金は別途です。)ですからお釣りが出るでしょうと言いたいのです。それでなんとか競争に勝って、現在、セメントと水銀を練合せて固めている業者もお仲間に引入たいと子と孫達の為に頑張っています。

家庭ごみで出てくる蛍光管の多くは競争入札の結果、多くがセメント固化業者にも委ねられております。無念です。未来の子等の為に、より一層工夫を凝らし競争入札に打ち勝つ工夫を続けて参ります。

今日は、これくらいにしましょう。ご関心の方々は、弊社のホームページを開いて戴きホームページ上の「お問い合わせ」をご利用下さい。「竃恬ヘ社長渡部昌大のブログ」もご覧下さい。 (拍手)

株式会社 万 力HP: http://www.banriki.com/
ブログ: http://blog.goo.ne.jp/banriki

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文責:臼井良雄 ・ 写真撮影:橋本 曜 ・ HTML制作:上野 治子


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