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2013年2月1日 NPO法人神田雑学大学 定例講座 No.633   


講義名 日本古典芸能のルーツと未来



講師 藤間浩菊
(日本舞踊家・茶道教授)




講師を紹介している吉田源司 統括理事

講師紹介(吉田源司 統括理事)

藤間浩菊さんこと、本名・宮寺陽子さんは、埼玉県さいたま市出身で、 中央大学法学部卒業されました。 法学部出身の宮寺さんが、なぜ日本舞踊家に?と思いますが、 大学在学中に「ダンシングミュージカルカンパニー」に主演するなど、 劇団に所属し、役者として数々の舞台を経験するなかで日本舞踊に魅せられ、 日本舞踊紫派藤間流に入門、藤間浩乃介に師事されたそうです。

古典をはじめ、クラシック、シャンソン、ポップス、世界の民謡など、さまざまなジャンルで日舞を踊られています。 私も昨年末、新宿で「浩菊、イブを踊る」というリサイタルを拝見しました。 物静かで落ち着いた立ち居振る舞い、いつも微笑みながら人のお話に頷いているような、 あくまで謙虚なお人柄です。しかし、いうべき時には、しっかり自己を主張される、 物怖じしない行動力を備えた芯のしっかりした方とお見受けしました。

茶道をたしなむ宮寺さんは、お抹茶ガールズを主宰され、日本舞踊協会、日本小唄連盟、 大日本茶道学会、東京都新宿区四谷倫理法人会などの会員です。 「日本の美を地域に世界に」をモットーに地域の活性、国際交流も展開しておられます。
きょうは、日本舞踊も披露していただけるということで、九段生涯学習館の和室を会場にご用意しました。 それでは、よろしくお願いいたします。

●日本舞踊の道

講師の藤間浩菊さん ただいまご紹介いただきました藤間浩菊です。本日は、とてもよい勉強の機会を賜り、 ほんとうにありがとうございます。NPO法人神田雑学大学のみなさまの溌溂とした姿勢とご活動の継続の力に、 敬意を表す次第でございます。益々のご発展を心よりご祈念申し上げます。

私は、日本舞踊と出会うまでは勉学の道を志し、歩んでいました。 その後、日本舞踊との運命の出会いがありました。初めて見た所作の美しさや華やかさ、 そして日本の文化の素晴らしさ、奥深さに感銘を受け、日本舞踊の道を志しました。

2005年に日本舞踊紫派藤間流に入門し、2011年に日本舞踊師範となりました。 各地の文化会館での発表、イベント、コンサート、海外講演、国際交流、特養施設や被災地の慰問など、 活動の場を広げてまいりました。 きょうは、「日本古典芸能のルーツと未来」というテーマですけれど、資料を読み解きながら、 みなさんとともにお勉強していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

●古典芸能ってなに?

古くから伝承されてきた民俗特有の芸能のことです。

●日本の芸能はどこから来たの?

アジアの様々な国の影響を受け、日本の風土や歴史に育まれ、独自の発展をとげて来ました。 「太鼓や、琵琶、三味線は、東洋の楽器に似た形をしている」(『芸者論』32〜34項より) 「第1章 神々の振舞いを演じるという、記憶の系譜<大和魂と漢才>」を出席されたみなさんと読み合わせをしました。

踊っている藤間浩菊さん 踊っている藤間浩菊さん 踊っている藤間浩菊さん 踊っている藤間浩菊さん

●神楽(かぐら)は、神を楽しますもの!?

「よみがえるカグラの魅力/芸能学会会長・三隅治雄」(CD古事記 神楽の世界からを引用)を読み合わせました。  

●能はミュージカル、狂言はコメディー、日本舞踊はバレエって!?

簡単に西洋の文化に例えると、このように表現できます。

●家庭習慣と芸術 礼儀・作法が身に付くって本当?

まず、本物に触れさせて育てることが大切だと思います。 日本舞踊は、とくにお子さまの心身の成長にはとてもよいと思います。礼儀作法や女性(男性)らしい所作を体得して、日本文化を学べます。動きと日本の音楽で情緒を育みます。 あいさつや、お辞儀のしかたから、心配り、心地よいコミュニケーションなどいろいろなマナーが育まれます。 将来、国際社会に羽ばたくお子さまに日本文化をお伝えできることに嬉しさと喜びを感じております。

●家元制度ってなに?

家元を筆頭とする、芸能の伝承と経済の裁量をつかさどる機関、制度。芸能界における封建制度の形態のことです。

●一緒に踊ってみよう

「ふるさと」を会場のみなさまと踊りました。つづいて、「新京の四季」を振りの解説をまじえて踊らせていただきました。

藤間浩菊さんと踊る聴講生の皆さん 藤間浩菊さんと踊る聴講生の皆さん

●質疑応答

「踊りと舞いのちがいは?」

浩菊

「踊りには跳躍(ジャンプ)がともないますが、舞いは、刷り足が基本で跳躍がありません」

「踊りのどんなところが大変ですか?」

浩菊

「役によって演技(おどり)が違うように、首振りにも何通りもあり、 首振り3年といわれます。 360°どこから見られても絵になるように舞えるようになるのが理想です。 加えて、型が900通りあるともいわれ、型の修得にも月日を要します。

聴講生の皆さん 私のお師匠さんは、80〜90歳ですけれど、一生現役で、一つの道を極めていらっしゃる。 そんな姿を見ていると、見とれてしまうほど素晴らしいと思います。最終的には、「破」打ち破って、 自分なりの新しい世界を見いだせれば素晴らしいと思います」

●参考画像

藤間浩菊in日本&スリランカ友好交流会 日本舞踊「涙そうそう」

「HUG(ハグ)」(歌手・工藤直彦、踊り・藤間浩菊)



講座企画・運営:吉田源司
テキスト製作:藤間浩菊・吉田悦花
写真撮影:吉田悦花
HTML制作:上野治子

本文はここまでです

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