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2013年3月1日 神田雑学大学定例講座NO637 

がんばっぺし東北!
報道に見る東日本大震災

ガンバレ!!日本!!がんばっぺ!東北のチラシ


講師:川上千里(NPO法人神田雑学大学 雑学博士)
音楽:香原恭子(音楽セラピスト)




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画鋲
ご挨拶(吉田悦花理事長)
川上千里講師プロフィール
●はじめに
●東日本大震災の概要
●動画とスライドの上映
●海外の動き
●日本国民に対する海外の評価
●ほっとするエピソード
●終わりに
お礼のことば(吉田悦花理事長)
「報道に見る東日本大震災」参加者アンケートのことばより




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挨拶をしている吉田悦花理事長、横には川上講師ご挨拶(吉田悦花理事長)
わたくしたちは、2回目の<3.11>を迎えます。

NPO法人神田雑学大学は、毎週金曜日の定例講座を重ねて、630回を超えました。毎年3月と8月は、慰霊の月として、戦争や東京大空襲という歴史的事実を忘れないため、さまざまな講座を開催しております。

あらたに、東日本大震災も大きなテーマとなりました。大震災から2年、「大震災を忘れず、これから何をすべきか」ということをみなさんとともに考えたいと、いつも千代田区民講座を主催しております千代田区立日比谷図書文化館のホールにて、定例講座No637「「がんばっぺし東北! 報道に見る東日本大震災」を企画し、年初より準備をしてまいりました。

被災地に笑顔を届けるボランティア活動をされてこられた川上千里さんを講師にお迎えして、忘れてはならない震災直後の被害の様子、大津波の映像などをいっしょにご覧いただきます。なかには、直視しがたいつらい場面もあるかもしれません。けれども、「東北」の痛みを忘れないためにも、その後の支援の様子とともに深く心に刻み、永遠に記録に留めておかなければならない、と思います。

オープニング前から、音楽セラピストでもある香原恭子さんによるキーボード演奏で、会場はあたたかなメロディーに満たされております。川上千里さんの講演「報道に見る東日本大震災」ののち、香原恭子さんの合唱指導で、会場のみなさんと震災復興支援ソング「花は咲く」や「ふるさと」を歌って、明日への希望をこめて、思いをひとつにできたらと思います。

キーボード演奏中の香原恭子さん



川上さんの講座に先立ちまして、一般社団法人復興開発支援機構より多久島俊昭専務理事が会場に駆けつけてくださいましたので、応援メッセージをいただきたく思います。では、よろしくお願いいたします

多久島俊昭専務理事の挨拶

川上千里講師
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川上千里講師プロフィール
1937年岐阜県出身。NPO法人神田雑学大学理事、雑学博士。薬剤師、健康生きがいアドバイザー、日本笑い学界講師、NPOシニア大楽講師、読売日本テレビ文化センター講師、日本セカンドライフ協会講師など。

「笑いと健康」「笑って長生き」「免疫力を高め病気を防ぐ」「絵で見る江戸のユーモア 豊かな発想と遊び心」といった講演の一方、シニアの地域活動のためのボランティアに役立つ技術講習(手作りおもちゃ、バルーンアート、南京玉すだれ)も行っている。


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●はじめに
東日本大震災の被害は、福島第1原子力発電所の事故による放射能の問題以外はほぼ落ち着き、あとはいかに復興するか、である。震災直後の報道はかなり混乱していたが、各種資料が整理され、膨大な写真集が出版されたり、ニュースに乗らなかった映像がテレビで放映されたり、インターネットの「Youtube」へ投稿されたりしている。海外の報道や動画も含め、映像を中心にいくつかをみなさまへの参考に供し、被害を風化させたくないものである。

●東日本大震災の概要
阪神大震災の1450倍のエネルギーが放出され、1900年代で世界第4番目の地震といわれている。死者行方不明約2万人、遡上津波が最高で38メートルを超した。これらの天災に加えて、原発の放射能汚染も生じた。
 
●動画とスライドの上映
「Youtube」やテレビ放送による津波の動画、被災地の写真、そのほかの上映。
 
被災地のスライド2枚

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●海外の動き
想定外の誤報道
放射能汚染をおそれて、国外退去を進めた国が多く、特派員不在で適当に記事を配信したとしか思えないニュースも流れた。そして、「日本は廃墟と化した」という報道まで出現した。

国外退去指示
フランスをはじめ多くの国が、退去用飛行機便を手配するなど国外退避を勧告した。
 
日本製品の放射能チェック
EUでは3月16日に早速日本からの輸入食品の放射能チェックを勧告した。すべての消費資材の放射能検査を実施する国が増え、日本製品の輸出にブレーキがかかった。

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●日本国民に対する海外の評価
各国に共通しているのは日本人の危機に際しても礼節を失わない沈着な行動に対する称賛である。略奪が起こらないのは不思議であり、このような国は日本だけである、という。

世界に広がった「日本に学ぶ10のこと」
東日本大震災に見舞われた日本人の態度に世界中が驚愕しました。「なぜ、日本では略奪が起きないのか?」「なぜ、日本人は冷静に他の人のことを思いやることができるのか?」
「日本に学ぶ10のこと」は、世界銀行や国際通貨基金のスタッフの間から始まり、やがて世界中に広まったチェーンメールです。日本人としての誇りを忘れないようにしたいものです。

1. 冷静さ
大げさに騒ぎわめく、あるいは悲嘆にくれる人はなく、そこには昇華された悲しみがある。

2. 品格
水や食糧などの援助物資を整然と待つ人々。声を荒げる人、粗野な行動をする人間はいない。

3. 技術
素晴らしい技術を持った建築家たち。建物は揺れたが、崩壊することはなかった。

4.他者へのおもいやり
全員の手に渡るよう、それぞれが必要なものだけを買った。

5. 秩序
店からの略奪はなく、クラクションの音や無謀な追い越しもなく、ただ相互理解があった。

6. 自己犠牲の精神
原子炉に海水を注入すべく、50人の作業員が原発にとどまった。彼らは報いを期待して残ったわけではない。

7. やさしさ
レストランは値下げをし、警備されていないATMに手を出す人もなかった。強い立場の人は、弱い立場の人を気遣った。

8.しつけ
老人や子供をふくめ、皆はそれぞれ何をしたらよいのかわきまえている。そして、彼らは淡々とそれを行った。

9. メディアの報道姿勢
ニュースの速報時、メディアは見事な自制を見せた。愚かなレポーターはおらず、冷静なルポが続いた。

10. 良心
店が停電になったとき、レジに並んでいた客は、商品を棚に戻し、静かに店から立ち去った。

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講義中の川上講師●ほっとするエピソード
暗い話題が多い中で、隠れた話題をひろった報道もある。心あたたまるエピソードに接すると、自分も何かできることをやろうという気になってくる。そこで、大震災直後の話題30(日本人の良い心を伝える「日心会」のメーリングリストより)から抜粋したものをご紹介する。助け合い、和の精神は、やはり日本人として大切にしたい。感動し、元気の出る話を共有したい。
【5】バスの中
バスが全然来ない中、ある人がバス停の前にある薬局でカイロを買ってきて、並んで待っているみんなに配っていた。

【8】段ボールに感動
ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人たちが、寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私たちは横目で見ていたのに。あたたかいです。

【16】パン屋
夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが、無料でパンを配給していた。こんな喧噪の中でも、自分にできることを見つけて実践している人に感動。心あたたまった。東京も捨てたもんじゃないな。

【19】ドイツ人の友だち
ドイツ人の友だちが、大震災が起きたとき、渋谷にいてパニックになっていたところを日本人に助けられたらしく、そのときの毅然とした日本人の態度や足並み乱さず店の外に出て、やるべきことを淡々とこなす姿にひどく感動し、「まるでアーミーのようだった」といっていた。

【20】スーパー
お客さんのほとんどが、他の人のことを考えて、必要最低限しか買わない感じだったことに感動しました(涙)。

【30】バイク
バイクの先輩が1人でも救うために、寒い中、紙に「バイクでよければ送ります」と書いて駅前で掲げ、とび職のお兄ちゃんを所沢まで送ったそうです。世の中まだ捨てたもんじゃないなって思いました。ほんとうに尊敬です!自分もなにか人の役に立ちたいと生まれて初めて思いました。   (抜粋ここまで)

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●終わりに
天災の部分もあるが、政府、企業、国民も、それぞれ反省すべき点がある。被害の実態を風化させることなく後世に伝えて行くのも復興とともに大切なことと思う。

お礼のことば(吉田悦花理事長)
おかげさまで、NPO法人神田雑学大学定例講座 第637回「報道に見る東日本大震災」、おかげさまで無事終了いたしました。講師の川上千里さん、演奏の香原恭子さん、そして会場にお越しのみなさま、まことにありがとうございます。

本日は、被災地に咲く野の花を撮影するため、三陸をまわっておられる写真家の安原修次さんが写真集『三陸の花』をお持ちくださいました。さらに、写真家・橋本照嵩さんは、被災した故郷・石巻を撮りつづけた貴重なアルバム4冊をお持ちくださり、みなさんに閲覧していただきました。

上段左から吉田理事長と「三陸の花」を持った写真家の安原修次さん、吉田理事長と写真家の橋本氏、下段は橋本氏が持参したアルバム

お忙しいなか、たくさんのみなさまが、応援に駆けつけてくださいました。重ねてお礼申しあげます。

今回の講座は、復興のいまだ進まぬ東日本大震災の痛みを共有しながら、それぞれがまた一歩踏み出すきっかけになったとしたら、企画・運営いたしましたわたくしたちの大きな喜びです。大震災を「忘れない」だけではなく、これからは「3年目の復興のために何ができるか」、これが問題だと思います。

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「報道に見る東日本大震災」参加者アンケートのことばより

講演会場の様子

「川上千里氏の講演、そして映像を見て、背中がぞくぞく寒気を感じました。3.11を忘れてはならないことをあらためて痛感しました。本日はありがとうございました」(東京都中央区 女性)

「素晴らしい講座でした。これだけ内容の濃い講座を毎週実施して600回を超えるというのは、NPO法人神田雑学大学のみなさま方の情熱と労力に頭が下がる思いです、きょうは、テレビや新聞では接することのできない貴重な映像にふれ、大満足です。もうすこし質問の時間をとるべきと思います」(東京都世田谷区 男性)

「よく準備された素晴らしい内容の講座で、感動しました。NPO法人神田雑学大学のことを友人たちにもぜひ紹介させてください」(東京都渋谷区 女性)

「大震災の映像を、声を、繰り返し伝えることの大切さをあらためて感じました」(埼玉県さいたま市 男性)

「自分ができるときに、できることを、少しでも復興に役立てればと思います」(川崎市麻生区 男性)

「感動しました」(千葉県松戸市 男性)
「山形出身です。仙台・福島には友だちが生活しています。彼らとの交流は続けていますが、あらためて、もっと自分にできることを実行したいと思いました」(東京都世田谷区 女性)

「津波の映像は、自然の脅威、大きさ、強さをあらためて感じた」(東京都新宿区 男性)
「このような機会が多く持てればと思いました。日本人の誇るべき長所を日本人が再認識することは必要だと思います」(千葉県市川市 男性)

「600回以上も講座を続けられていること、ほんとうにご苦労さまです」(千葉県船橋市 男性)
「ありがとうございました」(埼玉県所沢市 男性)




会場:日比谷図書文化館4階スタジオプラス
講座企画・運営:吉田源司
テキスト製作:川上千里・吉田悦花
会場写真撮影:飯嶋重章
HTML制作:和田節子


本文はここまでです


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