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NPO法人 神田雑学大学 定例講座 2013年4月5日 No642 


講義名 歌の力、よみがえる青春、音楽は心のオアシス



講師 香原恭子 (こうはらきょうこ)
こうはらきょうこ


講師紹介 (吉田源司統括理事)

講師を紹介している吉田源司 統括理事 きょう講座にお招きしました香原恭子さんは、音楽教室(ピアノ・エレクトーンほか)を東京や横浜や埼玉で開いて、 歌声サークルも主宰されています。 また、国際メンタルセラピスト協会の認定資格・学習療法士1級を持って音楽セラピーや音楽デリバリーを展開、 銀座で毎月、「歌声サロン」を開催されています。

3月1日に日比谷図書文化館で、NPO法人神田雑学大学が主催した千代田区民講座「がんばっぺし!東北」では、 香原さんによるキーボード演奏によって、会場のみなさんと震災復興支援ソング「花は咲く」や「ふるさと」を歌って、 明日への希望をこめて、思いをひとつにすることができました。

http://www.kanda-zatsugaku.com/130301/0301.html

実は、きょうの講座は、たまたま、NPO法人神田雑学大学理事の大空メイさんと香原さんが、 日本航空国際線スチュワーデスの先輩後輩にあたることから、ふたりで講座をやりましょうと意気投合され、 メイさんの人気講座「落語シアター」と香原さんの音楽の競演となる予定でした。

ところがメイさんが、これまで尽力されてこられた英語の発音教育のための教本となる『英語はつおん練習辞典』 (文芸社、本文&イラスト大空メイ、カナ記号制作:小倉陽子)の発刊と重なり、小学校の英語指導などで、 多忙を極めておられるメイさんに代わって、香原さんの単独講座ということに変更になりました。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-286-13455-0&Rec_id=1010

香原さんは、自分のことを人前でお話する機会は、これまであまりなかったようなので、事前に何度も打ち合わせをして、 そのときうかがったお話に沿うかたちで、こちらでレジュメをまとめさせていただきました。

今年は、桜が早く満開になってしまいましたが、春の一夜、ごいっしょに思い出の歌を口ずさんで、 童心にかえって、なごやかに過ごしていただきたいと思い、「歌の力、よみがえる青春、音楽は心のオアシス」を企画しました。 香原さんのキーボードの生演奏で、唱歌、歌謡曲、演歌、フォークなど、ジャンルを問わず、音楽を通して、 会場のみなさんが、コミュニケーションをより深めていただけますと幸いです。


慢性関節リューマチによる激痛との孤独なたたかい

講師の香原恭子 (こうはらきょうこ)さん ただいまご紹介いただきました香原恭子です。私は、北海道札幌生まれて、旭川で育ちました。ふたりの弟がいます。 父は医者で、母は小学校の先生をしていました。母の指導で幼稚園に入る前から、ピアノの手ほどきをされました。 スキーやスケートも得意で、高校生のときに乗馬をはじめて、札幌の音楽短大に進みました。

卒業後、JAL(日本航空)スチュワーデスとして、東京にある寮に入り、国際線に乗務しました。 その後、結婚、出産、子育てを経験しました。ところが、強いストレスから病を発症しました。慢性関節リューマチによる激痛で、 ふとんから起き上がることもできず、人前に出ることもイヤでたまりませんでした。

慢性関節リューマチは、自己の免疫が手足の関節を侵して、関節痛や関節の変形を生じる膠原病のひとつです。 炎症性自己免疫疾患といわれています。 私は、子育てをしなければなりませんので、顔も洗えず、髪もとかすことができない、お箸も持てないような激痛とたたかいながらも、 歯を食いしばるようにして、孤独なたたかいに耐えていました。

20余年、病院から処方されたステロイドを使っていましたけれど、効き目がなくなって、 副作用に悩まされました。指の関節が曲がったままになり、蛇口をひねることもできなくなり、ひどい痛みで気が狂いそうでした。 でも、自死はもっとも大きな罪であり、子供がいるから死ねないと、なんとか踏みとどまりました。 こんな私でも、生かされているのは意味があるはずです。泣いてばかりいてはダメだ、無理をしてでも笑おう。 そう思って、だれもいないところで、ひとりで「あはは、あはは」と、一生懸命、声を出して笑う練習をしました。辛かったですね、ほんとうに。


演奏中の香原恭子さん そんな私が、こうしてみなさんの前でお話ができて、演奏しながら歌を歌えるようになったのは、藁にもすがる思いで、 効果が期待される薬の治験(ちけん、医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、薬事法上の承認を得るために行われる臨床試験のこと)をやらせてもらうことになったからです。 いわば人体モルモットのようなものなのですけれど、それが効果を上げて、ほんとうに救われました。

病気のせいで、こんなに指の関節が曲がってしまって……けれども、いまではこうしてピアノを弾いて、みなさんと歌うことができます。 涙を流して喜んでくださる様子を拝見すると、音楽を通じて、みなさんに楽しんでいただけるのが、私の使命かもしれないと思います。 きょうは、私の長年抱えてきた想いをみなさんに聞いていただいて、胸のつかえがとれたような気がします。ありがとうございます。

では、みなさんのリクエストにお応えしながら伴奏しますので、ごいっしょに楽しく歌いましょう。唱歌あり、抒情歌あり、青春歌謡あり。 歌は人生の応援かです、歌の力を信じましょう。歌に自信のない方も、みんなで歌えば怖くない、ですよ。 会場のみなさんと「花は咲く」「故郷」「ビリーブ」「翼をください」「朧月夜」「花」「ああ人生に涙あり」「野に咲く花のように」など、 たくさんの曲の数々を歌いました。

          楽しそうに歌っている聴講生の皆さん



講座企画・運営:吉田源司
テキスト製作:吉田悦花
会場写真撮影:飯嶋重章
HTML制作:上野治子

本文はここまでです

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